ふづきです。
以前から思いを寄せていた場所があります。
車で行ける場所には車で、遠い場所には飛行機で、
自慢のぷちきゃんカーでどこまでも行ければ一番良いのですが、なかなか時間と予算の都合が合わず…断念せざる終えなかったりしますが…。
今回はそう、船旅で行って参りました!
ドコへ?((゜Д゜≡゜Д゜)?
温泉の島【式根島】へ!
東京の竹芝から、ぶらりと大型船に乗り…
嫁のさつきは夜の東京タワーに興奮気味 : ふづき撮影
ゆらり、ゆらりと揺られること、およそ10時間…
島の警察官は乗船のお手伝いも仕事の内です : ふづき撮影
やって来ました【式根島】!
ふづき撮影
ずいぶん離島ですが、ここは東京都なんです。
わかりにくいので、地図で説明します。
参照先 : Googleマップ
色々と話したいことは満載なのですが、
自分は嫁と温泉が大好きなので!(キッパリ)
式根島には4箇所の温泉♨️があります。
①地鉈温泉
②足附温泉
③松が下温泉(足湯もあります)
④憩いの家(島唯一の温泉施設)
※①③④は、タオルが茶色く染まるので、染まっても良いものを持参されると良いです。
憩いの家は男女別の浴室となっていますが、その他はすべて水着着用の混浴となっており、地元の方々も水着を来て入られていました。
当たり前なことですが、地元の方が大切に管理してきたお風呂であるので、入らせていただくという“心構え”と、最低限の“マナー”は守りましょう。その気持ちが、これからの温泉の維持・管理に繋がっていくと信じています。
①地鉈温泉
民宿近くのレンタサイクルでママチャリ2台借り、アップダウンのある道を進むとあります地鉈温泉。(次回は電動自転車にしようと思いました。久々のチャリ漕ぎはしんどい。汗)
ふづき撮影
写真の通り、岩山を鉈で割ったような珍しいロケーションで、神経痛や冷え性に効果があるため、別名「内科の湯」と呼ばれているそう。泉質は硫化鉄泉。源泉温度はおよそ80℃。
さつき撮影
場所によっては熱くて入れないので、海水とほどよく混ざった適温の場所を探して入ります。
「あ~、サイコー!」
お湯は文句なしの濃さ!まさに海!空を見上げると、雲ひとつない青空!これを最高と呼ばずしてなんと呼ぶか!
…気付けば肩がヒリヒリ…めっちゃ日焼けした。
海水浴に来た気分で海という贅沢な水風呂に浸かり、こんな温泉は未だかつて入ったことない優越感にも浸り、地球って素晴らしいなと、「ありがとうございました」とお礼を伝え、地鉈温泉を後にしました。
こんな自然味溢れた温泉が、こんな良質な状態で維持されて、存在している式根島には、もう一度来る価値がある…いや、住む価値があると確信しました。嫁にその意思を伝えると共感してくれたことは言うまでもありません。ふたりともこんな温泉は大好物です!
②足附温泉
ママチャリを走らせるも、嫁のチャリには追い付けず、遥か彼方にまで離されましたが、無事着きました。
「あしつき温泉」と読みます。さっきのは「じなた温泉」でした。
島で唯一の無色透明のお湯で、切り傷や擦り傷に効果があるため、別名「外科の湯」と呼ばれているそう。
泉質は炭酸泉で、源泉温度は55℃…のはずでしたが、
ふづき撮影
お湯に手を触れると…
「…冷たい…これは海?自然のプール?」
天候や潮の満ち引きにより、温度の変化はあるようです。
今回はゆっくり入れそうにないので、次を目指します。泣。
おなかが空いたので、お弁当を買いにお店を探します。
さつきは相変わらず速いこと速いこと…あっという間に離されます。冷汗。
ふづき撮影
せっかくなので、名物の【赤いかの焼きそば】と【カジキマグロのメンチカツ】とビールをいただきます!
「うまい🍴😆✨間違いない!」
赤いかの良い香りと風味が焼きそばに合う!ソースもちょうど良い濃さで、チャリを漕いだ後にはちょうど良いです。
メンチカツは、普段は胃もたれしますが、カジキマグロ(魚)という事で、アッサリしてるのに旨味がある!酒のツマミに文句なしの組み合わせ✨ふたりで至福の時間を共有できるのは、幸せなことだと思います。
腹を満たしたので、再びチャリを漕ぎ出し、松が下温泉へ!
③松が下温泉
ここには男女別の更衣室があり、外にはシャワー🚿が備え付けられています。
泉質は硫化鉄泉、地鉈温泉をより身近に楽しんでもらえるように作られたそう。潮の満ち引きに関係なく温度調整されているようで、隣には足湯も併設されています。
上は足湯、下は大きい浴槽 : ふづき撮影
足湯とは知らず、普通に足を伸ばして腰まで浸かっていたら、
地元の方「ぬるくないか?」
ふづき「いえ、大丈夫です!」
と、しばらく気付かなくて恥ずかしい思いをしたことは内緒の話です。恥。
お湯は地鉈温泉と同じということですが、加水されているせいか、人工的な雰囲気だからか、地鉈温泉のインパクトが強すぎたせいか、落ち着いた温泉のように感じました。
ただ、ここからの夜景や朝日が綺麗だということを知り、朝一で入りに来ましたが、あいにくの曇り空で見えなかったことは残念でした。
④憩いの家
夕飯は、のり弁(地元の岩のりを使った贅沢なのり弁)を平らげ、〆の温泉へ。
ふづき撮影
ママチャリのライトだけでは心細くなるような漆黒の夜道を、必死に漕いで辿り着きました。
ここも地鉈温泉の源泉を引いていますが、温度調整がされていて、ゆっくり入ることができます。
さすがにすでに何湯も入ってきたので、すぐに汗が吹き出てきます。
自分は気になりませんが、特に女性は気を付けなければならない点があります。どこにもアメニティ(シャンプーやボディーソープ等)がないということです。温泉が大好物なので、頭も源泉をかけて洗うのが醍醐味だと思ってる自分には堪らないことですが、気になる方は、持参された方が良いと思います。民宿や松が下温泉の水のシャワーなどで洗うと良いと思います。塩気の多い温泉なので、体はベタベタ、髪はキシキシするので。(自分はそれも温泉の醍醐味です。それだけ温泉の成分が濃いという証拠です)
民宿に戻り、部屋で乾物と温泉談義をツマミに、晩酌をし、式根島の船旅を満喫しました。
旅は時に娯楽のように扱われることもありますが、自分達にとっては、経験であり、発見であり、お互いを見つめ合う機会であり、何よりも今後の人生の糧になることだと思っています。旅の費用は、自分達の未来への投資だと信じています。
式根島という場所を通して、改めて温泉の素晴らしさを知り、やっぱり温泉が好きなんだと気付き、それは嫁とふたりで分かち合いたいものだと実感したのは、言うまでもありません。
ふづきは嫁のさつきと温泉が大好きなのですから。
追記
式根島の海は、
この透明で“澄んだ青さ”で心を洗い流してくれそうです。