ふづきです。
12月に入り、今年も残すところ1ヵ月を切りました。面倒な大掃除も、さっさと済ませてしまったので、嫁と家族を支えるために何ができるかを、しっかりと考えて行動する時間に充てたいと考えています。それはそうと、寒くなってくると、朝焼けや夕焼け、空気が澄んでくるので星空も綺麗に見えてくる頃と思います。今回の旅先『熱海』の星空も、この時期はとても存在感をアピールしています。
さて、この有名な観光地に珍しい温泉があります。『走り湯』とは何でしょうか?
さつき撮影。ここは走り湯の源泉が湧き出ているところで、入浴はできません。
相模の海に臨む「走り湯」は、日本でも珍しい横穴式源泉で、日本三大古泉の1つです。今から約1300年前に発見され、山中から湧き出した湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様から 「走り湯」と名付けられました。
※熱海市観光協会公式観光サイトより引用
https://www.ataminews.gr.jp/s/spot/133/
『日本三大古泉』と調べると、愛媛県の道後温泉、兵庫県の有馬温泉、和歌山県の白浜温泉の3ヵ所(Wikipedia参照)が挙げられますが、走り湯現地の看板には日本三大古泉と表記されていますし、長い歴史があることには違いないと思われます。
熱海は好きな温泉地の1つです。
読んで字の如く、年間を通して温暖な気候なので、いつでも温泉旅や車旅をしやすいという大きなメリットがある反面、とても有名な観光地でもあるため、土日や行楽時期(特に夏休み)はとんでもない渋滞に巻き込まれるので、時間と心に余裕が必要です。
地元の人たちが今でも大切に守ってきている、共同浴場もいくつかあります。山田湯、清水町共同湯、田原浴場、駅前温泉など、昔ながらの佇まいで、海の温泉らしい塩気の効いているお湯に入ることができます。
熱海に立ち寄ると、必ず入る温泉があります。
それが「走り湯浜浴場」です。
熱海市の伊豆山に位置し、伊豆山温泉に分類されます。泉質はカルシウム-ナトリウム-塩化物泉。伊豆山神社に繋がる階段沿いにあるので、車で行くとなると、脇道を入り、細くてとても勾配のある坂道を下った先にあるので、初めて行く人は「こんな道、通って大丈夫?!」と思うと思います。でも、1度浜浴場の走り湯に入ると、「ここに入らなきゃ気がすまない!」と、自分と嫁は思います。そのくらい良いお湯なんです♪
この階段を、ずーっと登ると伊豆山神社に辿り着きます。階段右手に見えるのが走り湯浜浴場です。
地元の方に長年愛されてきた、そんな印象を与えてくれる佇まいです。地元の方々がいらっしゃったために中の撮影はご遠慮させていただきました。
ちょっとした公園のような空き地に車を停めさせてもらい(地元の方もこの辺に停めているようで)、番頭さんに350円を渡します。シャンプーなど備え付けはないので、持参します。
昔ながらの味のある木のロッカー(お金の要らない鍵付き)に衣類を入れ、浴室へ。
浴槽は2つ。熱湯とぬる湯。水とお湯が出るカランのみ、シャワーなし。
頭と体を洗ってから入らせてもらいます。お湯加減は、その日、その時に入った人によって、水加減で変わってくると思いますが、源泉がとても熱いので、今回入ったときは熱湯でもぬるめの42℃位になっていました。丁度良い湯加減にしてくれたようです。
お湯の色は、薄く緑がかった鶯色。
他の共同浴場ではなく、なぜここなのか。という理由が、とても濃い(温泉成分も塩気も濃い)と感じるからです。
そして、THE共同浴場、という必要最低限で且つ、それだけでいい雰囲気が漂っているからです。ちなみに、浴槽は熱湯とぬる湯とも3人入ると一杯になるこじんまりとした大きさですが、意外と深いので、ゆっくり入りましょう♪
塩化物泉なので、保温効果が高く、湯冷めしにくい分、のぼせやすいので、短い時間(5分程度)で出たり入ったり(適度に休憩を取りながら)を繰り返すと、ゆっくり楽しめると思います。
地元の方々により守られている大切な温泉なので、感謝の気持ちを忘れずに。
ふづき「(体感は)ぬるかったけど、芯から温まった感じだね!」
さつき「汗が引かないね!でも、スベスベだよ♪」
良く温められた身体に、海からの潮風がとても心地よく感じます。
温泉を満喫したあとは、熱海のもう1つの醍醐味へ。
夜の熱海駅。何か良い感じです♪
お風呂に入ると、なぜかお腹が空きませんか?
海というと、海鮮が食べたくなりませんか?
ということで、
普段は節約生活ですが、たまには…息抜きは大事です。
熱海駅から歩いて5分くらい。色んな店舗の入ったビルの地下1階にあります。
『お食事処さくら』です。
さつき「熱海に来たら海鮮丼でしょ!」
ふづき「良いお値段だね…たまにはいっか!」
店内は明るく、居酒屋のような曲が流れています。
15品目の旬のネタが乗っかって、味噌汁と小鉢が付いて税込1500円は安いと思います!
カンパチ、マグロ、鯛、数の子…、文句ないメンバーです。
どのネタも脂が乗って、身がプリっとしつつも甘味があり、値段以上に満足感がある逸品でした♪
熱海へは、日の出を観に来たり、温泉ついでに海を観に来たり、花火大会を楽しんだり、何だかんだ結構お世話になっている場所でもあります。
決して近くはないけれど、ぶらりと、季節を問わず足を運びたくなる。
そんな自分たちの居場所が、この熱海という地にあるのかもしれませんね。大人の遊び場です。
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伊豆では珍しい濁り湯です♪