ふづきです。
人の世に道は一つということはない。
道は百も千も万もある。坂本龍馬の名言より
ふと彼を思い出したときに、
どんな言葉を残したのだろうかと気になった。
名言というのは、
どのように決められるのかは知らないけれど、
その人がどのような人生を歩んできたかで
深みや重みが増すのかもしれない。
もしも自分が
何かを残せるとしたら…
それは
今と今を繋ぐその時。
なんて
考える時間も
自分浸りな…
有意義なひとときだったり。
はじめに
前回の更新から、だいぶ長く日時が経過して気付いたことがあります。
それは、自分が勝手だということです。笑
その短所はきっと、今後活かせることがあると信じて綴っていこうという所存です。
急遽、遠方へ引っ越しすることが決まり、
バタバタとしてしまったことも一因にありましたが。
一番の読者でありファンである嫁のさつきを、
ずっと待たせてしまったことをここでお詫びします…m(__)m
さておき、
四国くるま旅がスタートし、東京の有明港から東九フェリーりつりんにて上陸してから徳島県を駆け抜けました。
それにしても『徳島ラーメン』は、豚骨醤油の濃厚な背脂の入った甘いスープに、絶妙な太さのストレート麺が旨味を纏わせて口へと流れ込む。加えて、チャーシューではなく甘辛の豚バラ肉がさらに罪悪感をマシマシさせるクセモノ。あぁ、旨かったなぁ…。
www.fuzuki-satuki.com
腹ごしらえを終え走り出す国道55号線。
ドライブに最適な海風を感じながらの道沿いには…
ワクワク以外の何があると思いますか?
国道55号線へ向かう
写真はまだ徳島県内のなかがわ橋付近。
国道55号線に乗り南へ突っ走るところ、空腹では戦は出来ぬということで『徳島 宝ラーメン小松島 大林店』に立ち寄り、その矢先で嫁のさつきに撮ってもらった1枚になります。目的地の室戸岬へはまだまだ相当な距離がありますが、室戸市は広いために地図上では近く感じるのも無理はなさそうです。
・室戸市の地図
※出典:Googleマップ
いつしか高知県へ
この『道の駅 宍喰温泉』でトイレ休憩をさせて頂きましたが、異国を感じさせるような建物はまさかのまあるいトイレだったんです。気になる方は上記にも載せてある四国くるま旅~徳島編~を参照してみて下さい。利用する側としては意外と隣が視界に入らないので、混んでても圧迫感を感じないかもしれません。NICEアイデア!!
この道の駅のある海陽町を抜けると、いつしか高知県へ。
海や川を眺めながら走るドライブは、それが日本海であっても太平洋であっても、たとえ小さな小川であったとしても気持ちが良いものですね♪
室戸岬
海と岩と松の木と
くるま旅をしていると、必ずと言って良いほど停車できないカーブ手前から目を見張るほどの絶景が現れる気がします。脳裏には収められても、薄れていくその記憶は儚い思い出として「あそこは良かったな…。確か、あんな感じだった気が…」「そうそう!そんな感じだった!」と。
助手席に嫁のさつきがいてくれるお陰で、旅の楽しさも記憶も『記録』として残すことが出来るのは、とても嬉しいことだと感じています。夫婦旅の一番のメリットは、この綴る記録もそうですが、その時その場所での共感と記憶の共有なのかもしれませんね♪
室戸岬に来た理由
この案内板を見ると、
「今、高知にいるんだな」と実感が湧いてきます。
ちなみに、
タイムテーブルを整理してみると…
13:30頃 徳島港 出発
↓ ↓
14:00頃 徳島宝ラーメン 着
14:20頃 同上 出発
↓ ↓
15:40頃 道の駅宍喰温泉 着
15:50頃 同上 出発
↓ ↓
16:40頃 室戸岬 着
という流れになりました。
・徳島港から寄り道経由の室戸岬
※出典:Googleマップ
徳島県の滞在時間が2時間ちょっととなってしまった理由は、最終日に宿泊場所としてもう一度足を運ぶこととなるから。もうひとつの大きな理由として、室戸岬での夕陽を見たかったからなんです!これは譲れない、ふづきのこだわりですね!!
散策してみる
今回は四国を周遊し満喫すること(ふづきとさつきの、独断と偏見でのマニアックな見どころや名物、温泉地をめぐる)が目的のくるま旅となるので、サラッとしか室戸岬には居られませんでしたが。室戸ユネスコ世界ジオパークにも認定されている観光スポットとなっているので、時間のある方はゆっくり1日かけてめぐるのも良いかもしれませんね♪
・室戸ユネスコ世界ジオパーク公式サイト↓↓
室戸世界ジオパーク公式サイト|高知県室戸市。世界ジオパーク認定。
マグマと大地がふれた場所
温泉地をめぐっていると硫黄の噴き出た岩肌を目にしますが、またそれとは趣向の異なった、力強さをも感じさせるゴツゴツとした岩々。いつも同じ言葉しか浮かばない自分が恥ずかしいのですが、自然の力の偉大さをいつも痛感します。もし、他に良い表現が出来るという方がいらっしゃったら是非とも教えて欲しいです。笑
中岡慎太郎の像
歴史に詳しくないのでうまく説明できませんが…汗
あの有名な坂本龍馬の盟友だそうで。龍馬と手を組み薩長連合を成立させ、龍馬は海援隊を。慎太郎は陸援隊を結成したそうですが、徳川幕府を倒して新しい国家を築く前に刺客に襲われ、わずか30歳で生涯を閉じたとは…。坂本龍馬と共に今の世を生き抜いていたならば、この国はどのようになっていたのでしょうか。何が出来るというわけではありませんが、そう考えるひとときを与えてくれる存在には違いないと思います。
風見鯨
「何か、可愛らしい鯨が飾ってあるな」
と、特に興味も湧かずに素通りしていた『風見鯨』。
翌々調べて見ると、
なんと!
風速5m程の風を受けると、風上を向く仕掛けになっているよう!
・・・地味にスゴイね。
補足すると、室戸岬沖で良く見かけるマッコウクジラがモチーフとされており、黒の御影石で造られているもの(ズイブンカワイラシイネ)。下の白い部分は、クジラの尻尾をモチーフに白の御影石で造られているよう。意外と手の凝ったモニュメントに気付けなかったことを、今更ながら残念に思いました。
恋人の聖地
中岡慎太郎と風見鯨を後にし、
上を見上げると何やら数名人影が…。
高台から海を眺めることが出来るようです。
そうなんです!
ここからの夕陽を眺めるために、徳島県を駆け抜けて2時間ちょっとで高知県の室戸岬に来たのですから。先端に来れば誰にも邪魔されない夕陽を拝むことが出来ると信じて…。
これまでの写真を見ても分かるように、時は夕暮れ。
時刻は16:45を迎えるところ。
ちょうど夕陽が沈もうとしている最中、自分たちを含めて3組のカップル?ではなくツーリング仲間たちやソロの方がいました。
恋人の聖地…
日本各地には多くの恋人の聖地があるんだなと実感するとともに、どのような関係であっても、ここで見た景色を。感じた空気を。ここに来たという記憶を。共感し共有出来ることは幸せなことだと思っています。
夕陽が沈むまで…
ここからは、言葉の要らない景色を…。
固唾を呑む
とは、このような場面のことを言うのでしょうか。
夕陽から円形に何か発している模様は、人の目には映らない陽の力なのでしょうか。空の色合い、水平線上の色合いが沈むごとに暗くなっていくと思いきや、沈む直前にまた明るみを増す不思議。何度見ても、どんな場所で見ても見飽きない魅力。同じ太陽なのに、朝や昼間とは異なる哀愁漂う感覚は、ヒトのガラス玉を通して何を訴えているのか。永遠の疑問ですね。
まとめ
『55号』と聞くと、
リアルタイム(2022年9月末現在)では野球界で話題になっているホームラン数になっていますが、球なだけにたまたまでしょうか…。
今回は四国くるま旅の室戸岬編でしたが、
本音を言うと…もっと徳島県を楽しんでから高知に入りたかったですね。徳島県で温泉と言えば『祖谷温泉』ですし、他にも有名どころは多くありますから。時間に限りがあり、また有名ではないけれど地元民からは愛されているような、そんな場所や知られざる名物にめぐり会えたらいいなと。そういう思いでいつも車を走らせています。
もし、同じルートで徳島港から室戸岬を目指す方がいらっしゃったならば、道の駅宍喰温泉に辿り着く前に腹ごしらえは済ませておいた方が良いと思います。車中泊でめぐる条件ならば、寝床は夜でも何とかなりますが(常識とマナーを考慮した範囲内)、食料は前もって買っておくか食べておかないとコンビニどころかお店すらない場面と言うのは良くあることです。暗くなってから知らない道を右往左往するのは、色んな意味で危険を伴うので。
ただ、海沿いの道を走るのはとても気持ちが良いものです♪
四国の県民性なのか、遅い車は道を譲れ、と言うような標識を見かけたときはビックリしましたが…苦笑。新潟県の佐渡島を周遊した時のような、島を外周出来るルートがあることは、くるま旅を楽しむ方々にとって有難いに越したことはありません。
坂本龍馬や中岡慎太郎という幕末の歴史の好きな方。
自然界の力に触れてみたい方。
恋人や仲間たちと純粋に夕陽を眺めたい方。
ただただ旅を楽しみたい方。
クジラのモニュメントマニアの方など。
情報で知るよりも楽しいのが『旅の醍醐味』。
そんなワクワクを満足させてくれるモノが、
確かにこのガラス玉に映った気がしました。