東京都-大島
ふづきです。 ターミナルの待合室で、チケットを交換する嫁のさつきを見守るふづき。これからどこへ向かうのか、分かっていても聞いてしまうさつき。まだ出発すらしていなくても、なぜか、ワクワクして楽しい。 そんな時間はあっという間に過ぎて聴こえるア…
ふづきです。 冬の陽射しは潮風に流され、頬に冷たさだけを残します。鼻に誘う香りは、寒さをひと時忘れさせるような、広大な海原より届きます。 『砂の浜』より 「椿の島」とも呼べるこの大島では、島の至る所で力強く咲き誇る姿を目にします。 椿資料館に…
ふづきです。 天候にも恵まれ、青々とした普段見る色よりも、さらに濃く、たっぷり絵の具を垂らしたような空を仰ぐ。 日常見ている空の色は、それに白を加えた、もっと薄く、淡くしたようなものだったことを思い出す。 島にいると、目に映るものがすべて、原…
ふづきです。 凍れるような寒さを期待してしまうような、暖かな陽射しが差し込む2月の某日。夫婦でスノースポーツを楽しむべきか迷った挙句、この陽気とシーズンオフを逆手に取り、思う存分楽しもうと突如登場した船旅。実は、嫁のさつきは以前から温めてい…