徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

温泉、そして、大切なこと

ふづきです。

温泉について語りたいと思います。

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(写真はGoogleの沢渡温泉共同浴場より引用)



自分の好きな温泉のひとつに、群馬県の【沢渡温泉】があります。【草津温泉】の強酸性の湯で肌を痛めた湯治客が、沢渡の湯で肌を癒したとされ、草津の仕上げ湯や上がり湯として知られています。美肌の湯としても有名です。


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引用先→http://www.sawatari-onsen.sakura.ne.jp/about/about.html
(沢渡温泉の公式HPより)


なぜ、沢渡温泉が好きかと言うと、まずは温泉街の雰囲気。急勾配の立地に、特に宣伝するわけでもなく、ただ昔ながらに存在している風情ある佇まい。

毎回利用させてもらっている共同浴場も、現代のようなシャワーやカラン、石鹸などのアメニティーもなく、番台さんにお金を支払い、木枠のロッカーに衣類を入れ、昔ながらの体重計(一周100㎏までの表記しかない、ボクシングの計量で使うようなもの)に乗り、扉をスライドさせると手前に熱湯、奥手にぬる湯のふたつの浴槽のみ。水の出る蛇口が3つ。よくある風呂の椅子と、自分の大好きなケロリン桶が綺麗に並べられている。

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(利用客に迷惑がかからないよう、入浴者がいない時にふづきが撮影したもの)


地元の人と思われるおじいさんに挨拶をし、持ち込んだシャンプーとボディーソープで身体を洗い、浴槽のお湯で流して、湯加減を確かめ、頭にお湯をかけ、逆上せを予防する。

ゆっくりぬる湯から入らせていただくと、温泉らしい茹で卵のような匂いと、白く存在感のある湯花が身体にまとわりつき、滑らかな質感のお湯が堪らなく気持ちが良い。
この日のぬる湯の温度が45度(表面温度)、熱湯の温度が48度(表面温度)と、熱めの温度に仕上がっているが、自分は熱湯が好きなので、上がり間際には48度のお湯にも入らせていただき、満喫させてもらいました。

身体を良く拭き上げても、だらだらと汗が滴り落ちるほど。身体の芯から温まる、また飲泉も出来るお湯なんです。ですが、しばらくすると、不思議なくらい肌がさっぱりするんです。さすが、草津の仕上げ湯、美肌の湯だと感じました。

地元の人にお礼を伝え、共同浴場を出ました。


何度立ち寄っても、「また来たいな」と思いたくなる、そんな場所のひとつです。


もうひとつ、沢渡温泉を通して伝えたいことがあります。


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(ふづき撮影)

脱衣所の壁に貼ってありましたが、
自分は主に、このような共同浴場を利用させてもらっているので、地元の方々のお風呂にお邪魔させていただいている気持ちを持って、いつも利用しています。場所によっては、宿泊しないと利用できなかったり、地元の人以外の利用は禁止されていたり、時間制限(早朝や深夜は利用禁止)があったり、反対に観光客の方は地元の人が利用する時間を避けて利用してくださいとの表記がされていたりと、様々です。旅先で入らせていただいている身としては、入れるだけありがたいと思いますし、このような共同浴場が末永く存在してほしいと願っている1人であります。

温泉に慣れていない観光客の、逆上せたり転んだりと、救急車を呼ぶような事故も多くあると地元の人から聞いたりします。そのような事故を防ぐためにも、温泉に入るときのマナーや、地元の人ならではの入り方、逆上せない方法など、挨拶のついでに聞いてみるのもひとつのコミュニケーションであり、楽しみであり、地元の人への感謝に繋がるのではないかと思っています。



長くなってしまいましたが、自分は温泉が大好きです。
だからこそ、自分ひとりでは何もできないかも知れませんが、温泉を好きな人一人一人が、その想いを将来に繋げていければ良いなと…、とても大きなことを言いたくなってしまったところで、この辺でお開きにしたいと思います。





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