徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

梅雨空の最中、日本国道最高地点を抜けて、信州高山温泉郷最奥部にある七味温泉へ

ふづきです。



梅雨は湿気が多く、洗濯物が乾かないばかりでなく、食べ物も腐りやすく、気分も落ち込みやすくなる時期です。
早くピーカンの陽射しで布団を干したいものですね。

カラカラも嫌ですがジメジメも嫌な、ふづきです。





好きな温泉郷のひとつに、信州高山温泉郷があります。

山田温泉、奥山田温泉、五色温泉、七味温泉、蕨温泉、子安温泉など、良質な源泉が掛け流しで堪能できる、まさに温泉大国長野の奥座敷とでも言えるのではないでしょうか。

冬季通行止めのルートがあるため、初夏から秋頃までに行けるだけ行きたいと思っている場所でもあります。





さて、今回は、梅雨の蒸し暑さとは無縁の、信州の奥座敷“七味温泉”へ向かいます。

もちろん、嫁のさつきと車旅です!



車内には暑さと湿気対策に、冷感タオルケットと扇風機、湿気取りも常備してます。いかに快適に、且つお手軽に旅を楽しむかは、とても大切なことだと思っています。長く旅を続けるためには、無理や背伸びは必要なく、財布も気持ちも軽くと言うことが必要なのかなと感じています。
旅先での突然の出費、名物の食べ歩きなど、その都度色々ありますからね。





梅雨の晴れ間が見え始めたので、さつきの好きな道を走ります。車のCMなどで使われそうな、青々とした山沿いに、さっき走ってきた道を見下ろせる壮大な風景。群馬と長野を結ぶ国道、国道292号、通称“志賀草津高原ルート”です。

以前は24時間いつでも通行可能でしたが、白根山の火山活動の影響で、通行規制(朝8時~夕方17時まで通行可、視界不良の際は通行不可)があるので、事前に確認しておいた方が良さそうです。



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(通行の際に配布されたもの)



麓から山を見たときには、モヤがかかって景色なんか見られないと思っていましたが、流石は晴れ男と晴れ女、バッチリ見てきました!

ふづき「(ハンドルを握りしめ、たまにキョロキョロしながら)すごいね!!雲海だよ!ビーナスロードみたい!」

さつき「(景色に夢中でふづきの話聞かず写真をパシャリ)すごいね!」

言葉にならない景色があるんです。



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(絵みたいな山に絵の具のような青さ)



さらに進むと、だいぶひんやりとした空気に変わり、石碑が見えてきます。



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(日本国道最高地点。駐車場あります)



志賀草津高原ルートには見所が沢山あるので、景色だけでなくとても楽しめるドライブルートだと思います。





スキー場を抜け、高原で牛が放牧されている奥山田牧場を抜けると、七味温泉が見えてきます。



今回は七味温泉の日帰り温泉で、貸し切り露天のある、“渓山亭 恵の湯”へお邪魔させてもらいました。



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(山の湧き水で冷やしたラムネほど、湯上がりに誘うものはありません)





なぜ“七味温泉”と言う名がついたのか調べてみると、調味料の一味や“七味”とは関係ないそうです。汗

松川渓谷の上流に湧く7つの源泉を利用したことが由来だそうで、開湯以来白濁した乳白色の硫黄泉を、循環・加水・加温せずに、そのままの源泉を掛け流しで利用し、万病に効くということで、長年親しまれてきたそう。



ここを選ぶ理由として、泉質はもちろんのこと、価格以上に満足のできる温泉だと言うこと。ロケーションや、お湯の質感、肌触り、香り、湯上がりのしっとり感、貸し切り(露天)ができるので、この満足感を共感できると言うことが一番の理由です!



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※温泉成分表。旅館やホテルの引く源泉によって、硫黄や酸性度などの成分は異なります。



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乳白色のお湯なのに、湯花に触れると手やおしりが黒くなるのは、鉄分の成分が濃い証拠だそうです。成分の濃い温泉は大好物です!

温泉成分が濃いと、湯あたりしやすくなるので注意。適度に水分と休憩を取りながら入ったり出たり。渓谷のせせらぎを聴きながらの温泉なんて贅沢の極みです。



貸し切りの40分(ご主人のお気持ちで45分入らせて頂き、ありがとうございます!)は、あっという間に過ぎました。
先程まで大雨が降っていたせいか、そこまで熱くもなく温すぎず、ゆっくり入ることができました。



さつき「ねぇ、触って!何もつけてないのにしっとりでしょ!」

ふづき「しっとりだね!何かつけたみたい。」



湯上がりは化粧水をつけたかのように、しっとりすべすべ。毛穴も掃除され、スッキリ!



以前来たときに食べた“温泉たまご”を注文すると、



ご主人「平日は作りおきしてないよ。余って捨てちゃうと勿体ないからね!お風呂入る前に言ってくれれば作っておくよ!」



とのこと。



次回は、温泉たまごを注文してから温泉に入ろうと決めた、ふづきとさつきでした。





余談ですが、

温泉には科学的には証明されていない効能が沢山あります。



七味温泉渓山亭のホームページには、

“椎間板ヘルニアが緩和された”

“アトピー性皮膚炎が改善された”

“脳性小児麻痺に効果があった”

など、載せられています。



自分自身、腰椎椎間板ヘルニアで仕事ができず、医者からは手術を考えろと言われ、痛みで身の置き場がなく、歩くこともままならない時期がありました。

その時、嫁に温泉へ連れて行ってもらい、病院の薬なんかよりも効いて、今では手術せずに克服とまではいきませんが、痛みなくヘルニアと付き合えてる現状です。

誰でも絶対効果がある、訳ではありません。ですが、自分に合った温泉を見つけ、日頃の癒しと共に、旅行がてらに、持病を治す湯巡り(湯治)旅に出掛けてみてはいかがでしょうか。



新たな発見や楽しみが見出だせるのも、温泉の楽しみ方のひとつかもしれません。





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