徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

嫁と温泉旅~まさに秘湯“黒湯温泉”乳白色のお湯と黒たまごに沢清水の贅沢三昧~秋田県【乳頭温泉郷】

ふづきです。



窓を開けていると、夏だったことを忘れさせるような風を感じられる陽気になり始めた朝晩。太陽が顔を出さなければ、今がいつの季節かわからなくなりそうな、ちょうど良いというより中途半端な気候にも感じます。



そんな最中、
まだまだ主役だと言わんばかりに照りつける日差し。



夏にはもう少し続きがあるようです。





自分(ふづき)と、嫁のさつきは旅が好きです。
特に、さつきから教えてもらった温泉にハマりにハマって、今では家風呂では満足できない身体になってしまいました。少なくとも、週1回はどこかの温泉地へ足を運んでいます。車で片道3時間とか平気で走って、温泉入って帰ってくるだけなど、温泉マニアと言うとカッコ良すぎなので、温泉バカ夫婦でしょうか?(笑)





蝉が力強く鳴く声に、自分たちが脱力してしまう前に、英気を養う旅へ。

最近DIY始めて快適になってきたぷちキャンカーを走らせ、秋田県の乳頭温泉郷へ。ここには、かの有名な鶴の湯温泉の他に、妙乃湯、蟹場、大釜、孫六、黒湯、休暇村というとても泉質の良い温泉が存在しています。どこが一番か選ぶとしても、それは好みの問題になりそうです。




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鶴の湯温泉を堪能した後に向かうのは、更に奥地に佇むまさに秘湯、“黒湯温泉”です。



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こんな山奥に多くの車が。ナンバーを見ると、温泉好きが全国から来ていることが窺えます。




※Googleマップ



市街地からここまではガソリンスタンドや食堂、トイレがほとんどないので、しっかりと支度を済ませてから来た方が良さそうです。道中は、窓全開で走ると森林浴と天然のマイナスイオンで癒されます。



細い坂を下ると、登山客の喉を、そして自分たちのような渇いた心?も潤してくれる水がありました。



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間違いなくおいしい水です!入浴前後に飲むことをオススメします。



さつき「お腹減ったね…」

ふづき「何か食べようか!」



温泉に入る前に、まずは腹ごしらえ!

…と思ったのですが、



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14時にはすでに時遅し。13時30分には食堂はcloseに。




さて、どうしたものか…。



とりあえず、見て回ることに。泣



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手書きの案内図は、なんか温かさを感じます。





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日帰り温泉の受付はこちらのようで、早速伺います。





黒湯の看板は自由に動かして良いとのことで、記念にパシャりと写真を撮り、中に入ると黒たまごがあるじゃないですか!



ここでも食べられるということで、お邪魔させてもらいます♪落ち着いた木造の建物には、黒湯温泉の有名さを物語る著名人の色紙がいくつも飾られています。知る人ぞ知る名湯なのでしょう。





お腹が空いていたので、嫁と黒たまごを2個ずつ、秋田名物きりたんぽも頂きたくことに。



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この黒たまご、温泉に3時間以上浸さないと色がつかないとご主人。手間暇かけて1個70円は破格です。味は、大涌谷の黒たまごよりも濃厚でおいしいです。





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駅近くで食べたきりたんぽよりも小ぶりですが、味はここの方が好みで、優しい甘さでとてもおいしかったです♪





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この“黒湯温泉”は、単純硫黄泉で、昔から様々な効能が期待されていたようです。





さつき「黒たまご、もっと食べたい!」

ふづき「…とりあえず、お風呂入ろう!」





混浴露天風呂と内湯は源泉が違うよう。



スタッフ「どうぞ、ゆっくり入っていって下さいね」

と優しい心遣いに、心が温まります。



混浴露天風呂は人気があるようで、男女問わず多くの人が足を運んでいるため、嫁が心配の自分は、内湯を勧め、向かうことに。



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ここには自炊棟があり、湯治客がゆっくりと過ごせそうです。





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源泉のある湯畑が見下ろせます。





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パワースポット温泉と呼ばれているそう。黒く光っているのは“くろたまちゃん”と言われ、触れるとパワーを貰えます。





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ここから源泉が沸き出てるんだよ、とご主人。確かに、グツグツ煮立っているのがわかります。





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内湯の建物の横に、打たせ湯があります。ちょうど空いていたので、嫁と入らせていただきました!





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源泉をこんなにもドバドバと掛け流しというより出しっぱなし!湯加減はちょうど良く、濃くて温泉らしい匂いに包まれながら、二人で入れるなんて、とても贅沢極まりない時間を過ごすことができました。良質な温泉を、その場で共感できることは、幸せなことだと思います。





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男女別の内湯、半露天風呂があります。
乳白色の滑らかな湯触り、ほのかな硫黄の香り、見上げると青のキャンバスに白い雲が流れ、時を忘れるかのよう。





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湯上がりには、湯畑と壮大な自然を眺めながら、夏の暑さを忘れさせる涼やかなそよ風に、火照った身体を冷まします。





都会の喧騒から遠く離れ、大自然の更に奥で育まれた温泉は素晴らしいの一言では表しきれず、そこのスタッフ1人1人の温かさはまるで温泉のように人間性が心から沸き出てるかのようでした。





黒湯温泉という、乳白色の白いお湯から造り出す黒たまごは、嫁の心を鷲掴みにし、自分たちは乳頭温泉郷の虜になったように感じました。





あと数ヵ月すると、山奥にあることや雪の深さから冬期休業となるこの地に、嫁と2人で夏の終わりを感じることができたことを、嬉しく思います。





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車を走らせると、また暑い夏が戻ってくるのではないかと、錯覚を起こしてしまいそうです。






秋田には強酸性で硫黄の噴き出す「玉川温泉」があります。
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