ふづきです。
冬と言えば、何を思い浮かべますか?
温泉や温泉、そう、温泉ですね!
冬じゃなくても、寒くても暑くても、
いつも自分たち夫婦の元気の源であり、
生きがいと言っても大げさじゃないくらい、
「心の拠り所」となっています。
嫁のさつきイチオシの、酸性泉であり硫黄泉の万座温泉。
その中でも『豊国館』はスゴイんです。
ワンコインで源泉かけ流しの、しかも夫婦一緒に、
大自然と雪山を眺めながらの大露天風呂に入ることができるんです!
ただ、この冬の時期は冬季通行止めが多く、
万座ハイウェイ(片道1070円)を通らなければならないので、
交通費は少し高くつきますが、
それ以上の泉質と満足感が待ち受けています。
はじめに
スキーやスノーボードをする方なら良くご存じだと思います。万座温泉スキー場があり、近隣には志賀高原や草津温泉があります。名産と言えば、嬬恋高原で採れる嬬恋キャベツでしょうか。とても甘く、シャキシャキした歯ごたえが特徴ですね。万座温泉について、簡単な説明をしたいと思います。
万座温泉とは
万座温泉(まんざおんせん)は、群馬県吾妻郡嬬恋村干俣(ほしまた)(旧国上野国)にある上信越高原国立公園内、標高1,800mに位置する温泉。岐阜県下呂市の濁河温泉と並び通年自家用車で辿り着ける日本最高所の温泉である。白濁、または黄濁した湯が特徴であり、硫黄成分の含有量が日本一の温泉である。毎分3,750Lの湧出量がある。
※万座温泉 - Wikipedia より引用
万座温泉観光協会より、パンフレットが配布されていますので載せておきます。
四季折々の風景を楽しむことができます。
周辺を散策するだけでも、自然の偉大さを体感できます。
「空吹」と呼ばれる火山性ガスが噴き出している山だったり。
硫黄臭漂う「万座川」にしばし見とれたり。
旅館やホテルが何件かあります。
その中でも今回は『豊国館』をピックアップしました。
豊国館
万座ハイウェイを通過し、火山性ガスがもくもくとした空吹を右手に、緩やかなカーブを進んだすぐ右側にあります。
玄関と乾燥室を通り抜けてフロントへ
フロントとロビーは、昔ながらの、味のある雰囲気に仕上がっています。
豊国館の公式ウェブサイトはこちらから↓
http://www.houkokukan.com/
地図はこちら↓
※Googleマップより
日帰り入浴と温泉詳細
・営業時間 8:00~18:00
・定休日 不定休(要確認)
・入浴料金 大人500円 小人300円
・温泉地名 万座温泉
・源泉名 苦湯(豊国館)
・泉質 酸性・含硫黄ーナトリウムー硫酸塩温泉(酸性低張性高温泉)
・pH 2.2
・泉温 68.2℃(内湯40~46℃)
・効能 神経痛、筋肉痛、運動麻痺、きりきず、やけど、慢性皮膚病など
・その他① すべて同じ源泉、かけ流し
・その他② 男女別内湯、女性専用露天風呂、混浴露天風呂(※男性専用はなし)
・その他③ 混浴露天風呂は湯あみ着、バスタオル巻き可(※館主要確認)
・その他④ 加水の水は飲用不可(湧水のため)
・その他⑤ バスタオルレンタルあり(350円)湯あみ着レンタルなし
廊下を進むと、真正面に男湯、左手に女湯、右手に混浴露天風呂の入り口となっています。女内湯から女性専用露天風呂へ行くことができます。男脱衣所と混浴露天風呂の脱衣所は行き来することができるようになっています。
手書きの注意書きで、貴金属は錆びるので注意とのこと。特にシルバーはすぐ黒ずむので、外した方が良いようです。
上が男湯、下が混浴露天風呂の温泉分析書となっています。
男脱衣所と内湯。共同浴場のようなひなびた感が堪らないですね。洗い場が1ヶ所のみ。シャンプーとボディーソープが備え付けられています。浴室に入るとすぐに、硫黄の匂いで包まれます。この色が硫黄の濃さを物語っていますね。酸性が強いせいか、顔を洗うと目が痛いくらいしみます。成分が濃いのですぐに実感できると思いますが、肌がスベスベになります。滑らかな湯触り、鼻に纏わり付く硫黄の香り、酸性のピリピリする肌触り、この強力なタッグは癖になります。お湯が熱い場合は、ホースから湧き水が出ているので使用できますが、個人的には薄めたくないのでありのままを戴きます。
入っては出て涼んで、また入っての繰り返し。ただそれだけの至福の時。
女内湯と筒抜けになっているので、嫁のさつきに声をかけて混浴露天風呂へ向かいます。
脱衣所は同じような作りになってますね。
肝心のお風呂はと言うと…
25mプール位の広さの混浴露天風呂。雪の降り積もった山々が一望できる、最高のロケーション。
なぜか、源泉の噴き出し口の上に、ドリフでもお馴染みの『いい湯だな』の歌詞が飾られています。確かに、壮大な雪景色を見ながら、歌いたくなる気持ちはわかる気がします。
さつき「贅沢だね。スベスベだよ!」
ふづき「いや~、最高だね!」
それ以上の言葉がないくらい、乳白色の硫黄の香る露天風呂に夫婦一緒に浸かりながら、ただ、ただ、源泉の流れ出る音を聴きながら、雪化粧した山々を眺める。温泉に入る度に感じる、この贅沢感。それが、ワンコインで楽しめるなんてとてもリーズナブルですね。
まとめ
万座温泉に足を運ぶと、必ず立ち寄る豊国館。
なぜ、ここを選ぶのか。
1番の理由は、この値段で、この素晴らしい泉質を、この風景を眺めながら、大切な人と一緒に共感できること。これに尽きます。写真だと伝えきれないくらい、実際に自分の目で見て、この濃い温泉に浸かってほしい。それだけで、片道1070円損したなと言う思いが、むしろまた来ても良いなと、きっと変わることと思います。
アクセスはさほど良いとは言えませんが、ぜひこの冬の時期、雪の白さとお湯の白さの違いを感じてみてはいかがでしょうか。硫黄と酸性の湯煙に、悴んだ心もゆっくりと春を迎えに解け出すことでしょう。
~2020年3月某日の夫婦旅~
嬬恋村では、「妻との時間をつくる旅」をすることができます。
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夫婦で好きなものって何でしょうか?にんにく、オススメです!
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秋田にも、乳白色の混浴露天風呂があるんです。
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