ふづきです。
目に映るのは毎日のように報道される同じニュース。
テレビまで感染してしまったのでは、と感じる。
規制とデマと見えないウイルスに脅かされ、
健康と未来まで奪われてはいけない。
半人前、つまりは半出来な自分でも今できること。
好きな嫁と好きな温泉に入ること。
心まで侵されないよう、良質な温泉に浸すこと。
自然豊かな場所で、新鮮な空気を取り込むこと。
制限に縛られた中でも、
心のゆとりを忘れてはならないこと。
いつも嫁のさつきに守られている分、
自分が嫁を守りたい。
MUSTよりWANNAです。
はじめに
晴れと雨の入り乱れる異常気象な3月某日、嫁と車で温泉旅へ。場所は群馬県の嬬恋村。愛妻家の聖地と呼ばれている村です。「妻との時間をつくる旅」と命名されたパンフレットが観光案内所で配布されていますが、なんだかほんわかするフレーズですよね。休日の家族サービスも大切ですが、いつに限らず時間をつくり、思い想いの時を過ごすのも大切だと感じます。自分は半出来ですが、ここにある温泉『半出来温泉』はまさに上出来な温泉でした。
半出来温泉『登喜和荘』
群馬県嬬恋村の温泉民宿『登喜和荘』にそれはあります。宿泊のみならず、日帰り入浴も受け付けています。吾妻川沿いにひっそりと、どこか懐かしさを感じるような佇まい。普通車5台ほどの駐車場があり、道路沿いにも駐車スペースが設けられています。
中に入ると、おばあちゃんちのような空気感が漂います。派手さはなく、ただ「温泉を楽しんでほしい」と言うような声が聴こえてきそうです。廊下には沢山の額が飾られていて、昭和天皇の写真も見受けられました。このひなびた感が、さらに期待を膨らませます。
※半出来温泉登喜和荘ホームページ参照
http://www.nande.com/tokiwasou/
地図はこちらから
※Googleマップより
「半出来」という名前の由来…
この地区の名称で、その昔、作物が十分に収穫できなかったところから来ているそう。
上出来なのに半出来なんて、もったいない感じがしちゃいますね。
日帰り入浴と温泉詳細
・営業時間 8:00~20:00(日帰り入浴)
・入浴料 大人400円 小人300人(1才以上)
・個室休憩 1200円(入浴料込)
・源泉名 恵の湯(半出来吾妻温泉)
・泉質 ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉
・泉温 42.3℃
・ph 7.1
・効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、慢性皮膚病など
・その他① 露天風呂は混浴(女性専用露天風呂あり)
・その他② 貸しバスタオル200円
・その他③ 外来入浴は90分以内
・その他④ 源泉かけ流し、飲用可
補足…混浴露天風呂では、湯あみ着やバスタオルを巻いたままの入浴はお断りで、入浴する際に外して下さいとの説明あり。
内風呂
歌舞伎調の暖簾をくぐると、木枠に籠の入ったロッカーのある脱衣所に入ります。共同浴場のような匂いを感じます。貴重品に注意との貼り紙が至る所に貼ってあるので、受付で預けるか自己管理する必要があります。
内風呂にはシャンプーとボディーソープ、シャワーが備え付けられています。源泉口にはコップがあり、飲泉できるよう。お湯の色は、若干黄色味がかったくすんだ色合い。匂いは角のない鉄臭というか、他の塩化物泉とはまた違った匂いを感じられました。飲んでみると、匂いで感じたように鉄分を含んだ味から、塩味が追ってきます。口の中が若干のえぐみとまろやかさで満たされる、まるで香草のような大人の味わいを感じました。
お湯に浸かると、温泉独特の滑りを感じます。源泉温度がそれほど高くないため、湯船は体感で42℃ほど。ゆっくり旅の疲れを癒すには、ちょうど良い湯加減かもしれません。窓からは外の明るい日差しが注ぎ、湯に浸かりながら目を細めると幻想的な雰囲気を感じます。飲泉と源泉かけ流しを同時に楽しむと、身体の中から皮膚の毛先まで、温泉に包まれている感覚になります。
混浴露天風呂
※湯に浸かりながら眺める湯面と風景
光の加減でお湯の色が異なって見えます。
ちょうど他の方がおらず、嫁のさつきと貸切に。内風呂から混浴露天風呂まで垣根があるものの、見晴らしが良いので恥ずかしさを感じます。露天風呂からは吾妻川が見渡せ、春の桜や夏の新緑、秋の紅葉や冬の雪化粧など、四季折々の風景を独り占めできそうです。源泉は内風呂同様、外気に触れているため温く感じます。
さつき「ねえ、見て!湯花が黒い!」
ふづき「ホントだ!珍しいね♪」
豊かな自然を眺めながら、大切な人と一緒に、源泉そのままのお湯に浸かり、好きな温泉を語り感じ合う。そんなひと時を過ごすことができました。
まとめ
一昔前までは半出来と呼ばれた時期があったからこそ、工夫と知恵を絞り、この時代まで守られてきた半出来温泉。ネーミングからは想像できない、温泉好きに愛され続ける温泉がここにはあります。群馬県には有名な温泉地が沢山ある中で、知名度では埋もれてしまっているのかもしれない名湯。温さの中に、お湯から上がっても芯が温まっていて湯冷めしにくい。ミネラルの豊富な泉質で、飲泉により体内からも不足しがちな栄養素を吸収でき、飲泉好きな自分も満足できます。嫁と一緒に、しかも400円という手軽さからも、湯治として長期で利用したいと思うような温泉と出会うことができました。
妻との時間をつくる旅、そう思い立ったら嬬恋村へ足を運びたいと思いました。
…と言っても、いつも嫁との旅を楽しんでいるんですけどね。笑。
群馬県の草津温泉感謝祭は素晴らしかったですね!
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群馬県沢渡温泉共同浴場は、草津温泉の上がり湯として有名ですね!
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秋田県にも飲泉できる良質な温泉旅館があります♪
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