徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

2023年を迎え、新たな地でチャレンジと冒険の物語を…【新天地 夫婦 旅の始まり】

ふづきです。





挨拶が遅れてしまいましたが、
本年もどうぞ宜しくお願い致します。



今回は、
いつものような『旅』とは違う内容になります。

最近の更新が遅れてしまっている理由(言い訳)であり、
事の詳細について少し触れたいと思っています。



四国編を楽しみにして下さっている方や、
温泉や車中泊旅を待たれている方々には、
つまらない内容になってしまうかもしれませんが…

何卒、飽きずにお付き合い頂けると幸いです。





はじめに


ふづきとさつきの新天地は、このインパクトの強い6枚の写真を見たらすぐにわかりますね。熊、牧草ロール、向日葵、雪道、鹿、アイヌコタン。
写真で分かるインパクトの強さ

初めて来訪された方や、久方ぶりの方々は「何ぞや?」と思うかもしれませんが、自分たち夫婦は最近になり居住地が変わりました。言い方が回りくどいのはふづき(夫であり今回の著者)の悪い癖ですが、ストレートに言うと移住を決断しました。



元々、関東圏に拠点を置いていました。しかしコロナ禍を経験し、旅の在り方や夫婦共々大好物の温泉のある日常を考える日々が続き、これからの人生(仕事とプライベート)をどう満喫し納得して過ごせるか。そう自問自答する中、ある種、すべてが完結できる場所があるとすればココしかないのでは。とふたり納得できる場所、それが写真からも分かる『北海道』という結論に至りました。



正直、決まるまでは色んな県で迷いました。どこも良い温泉が湧き、自然豊かな場所が多く、優劣つけるには勿体ないほどの場所があることを旅をしながら知っていたからです。

雪道とクマがめっぽう苦手な自分が、まさか北海道に移住するなんて…。


それを決めた自分に一番驚いています。


そして、


黙って付いてきてくれた嫁のさつきに感謝しています。









移住するにあたり


北海道に来たら気を付けたいふたり?エゾシカとヒグマ。
このふたり?に気を付けろ!

北海道に来たら気を付けたい要注意人物?です。

現地の方はもちろん、観光で特に車を運転される方は必ず言われる「シカに気を付けろ!」です。カワイイ顔したバンビと思っているのは内地(本州)の人だけのようでして…当たるとシカではなく車が大破するくらいの事故になるので、本当に子どもの飛び出しと同じくらい気を付けた方が良いと思っています。

もうすでに何度もシカの飛び出しを経験しました。熊のように冬眠をしないので1年を通して運転には注意したいところです。



細かい話は別枠で話せればと思いますので、今回はサラッと進めていきます♪



エゾシカの肉のソテー。部分にもよるかもしれないが、硬くなって歯が痛かった。レバーのような質感の肉。
エゾシカの肉は高級だが…硬いのが難点。

北海道の冬は、ご存じの通り寒さや雪が(多くの地域で)厳しいので、内地から来る際には雪残る春先よりも夏場が良いと思います。5月でもストーブがないと居られない環境下では、1日1日がより難易度が高くなってしまうからです。秋は早く、冬が年の半分を占めるので、夏場の行動がむしろ快適で居心地が内地より良かったりしますから♪



北海道の空と雲は、内地(本州)より近くに感じるのは何故だろう。
空と雲を近くに感じる不思議

荷物は、断捨離をオススメします!

場所にもよりますが、長距離を搬送するだけで価格は上がります。
これを機に「ミニマリストになろう」と意気込む決意が重要ですね!



北海道は、早くて10月後半から雪が降り始め、年の半分が雪道走行になる。
年の半分を占める雪道

ずっと前から北海道に住むことが分かっていたら、
迷いなく4WDの車を選んでいたと思います。運良く、自分は冬場も長野や新潟、東北など温泉旅で足を運ぶことがあったため、4WDを選んでいました。嫁のさつきは街乗りで燃費の良い車で不便がなかったために、まさかの痛手となりましたが…。雪国の道路を走って初めてスタッドレスの有難みを体感することとなりました。2WDでも、スピードに気を付ければ生活圏は特に問題なく過ごせそうです。




実際暮らしてみて


アイヌコタンを見ると、北海道に来たんだなと感じるひとつ。
アイヌコタンは北海道ならでは

大変だったこと



とにかく、距離が長い!

どこへ行くにも遠い!

1週間に1回ガソリンを入れる!

年の半分を占める冬の暖房費が嵩む!

大雪に見舞われたクリスマス寒波はとにかく大変だった!
※雪かき初心者にはワケの分からない、
しかも内地のような湿った雪が背丈よりも積もっていましたから…。



と、慣れるまでは冬の過酷さを『洗礼』だと思い、むしろ雪かきを楽しいと思ってやっています♪その方が、身体も心も楽ですし、これからお世話になるので何事も楽しむことが大切かなと感じています。



デメリットが先に出てしまいましたが、
それ以上のメリットは沢山ありました。




良かったこと


北海道に移住して一番に感じたこと、それは「とにかく自然が素晴らしい!」
とにかく自然が素晴らしい!

近くの川の水がとても綺麗なんです。




周りの風景も然りなのですが、


川の水が綺麗だと何なのか、というと…





北海道に移住して、近くの川で釣ったイワナが全く臭くなく、とても美味!
新鮮で大ぶりなイワナ
北海道に来るまでは、釣りなどしたことがありませんでした。

同じ内地から移住してきた仲間に釣りを教えてもらい、胴長を持っていなかったため長靴をびしょ濡れにしながら釣り上げた初めての魚がこの『イワナ』でした。 漁業権がないので、時間の許す限り楽しむことが出来るのですが…。森の中にはシカのみならず、ヒグマも当たり前のように生息しています。むしろヒグマさんたちの住処に足を踏み入れているのは自分たち人間の方なので、常に自分の存在を(熊鈴や携帯ラジオなどで)知らせておく必要があります。それが、人間とヒグマを含む動物たちとのちょうど良い距離感となり、共存に繋がると教えてもらいました。




北海道に移住して初めて釣りをしてイワナやヤマメ、ウグイをゲット!大切な命は有難くいただきます。
大切な命は有難くいただきます
※上からウグイ、ヤマメ、イワナの3種

命あるもの、有難くいただくのが礼儀。



嫁のさつきに捌いてもらったのですが、

「全然血生臭くないんだけど!スゴイ綺麗!!」

と驚いていたのが印象的でした。



確かにど素人の自分が見ても内臓がプリっぷりで、ドロドロしていない。生臭さもなく、スーパーで見かけるそれよりも光って見えるのは事実。素揚げにして頂いたのですが、骨までとても美味しかったです!寒くなると虫が飛ばなくなり、水温も下がるので川底で動きが鈍くなるようで、この温かい時期限定の楽しみになりそうです。




写真は秋の屈斜路湖。紅葉が素晴らしい。
湖や空のみならず、紅葉も圧巻
秋の紅葉は、内地のそれと似て非なる素晴らしさ。

言葉を失います。本気(マジ)で。




北海道に移住して初めて見た漁港からの夕陽。ポストカードのようで、見惚れてしまうほど。
漁港の夕陽は見惚れてしまうほど
どこで見ても夕陽は綺麗なのですが、 移住してから見る漁港の夕陽はまた別格。

絵で見るような姿に、ただただ見惚れてしまう。




北海道に移住して、酸性の湯を求めて川湯温泉へ。
もちろん温泉もサイコーです♪
夫婦の大好物の温泉も素晴らしすぎます!

北海道でも数少ない酸性泉を求めて車を走らせる。 それだけで旅、そんな贅沢な日常を送れるなんて…。




北海道と言えば、帯広の豚丼!甘じょっぱいたれとご飯が合う!
名物もしっかり押さえてありますよ♪
海鮮類だけじゃなく、豚丼も旨い!
※野菜も抜群に美味しいですよ♪


移住して一番に感じるのは、 食べ物が物凄く美味しいこと。 内地から来たから分かる違いだと思っています。 意外と納豆も有名で美味しいですから、それだけでも来て良かったと感じます!




仕事について


北海道に移住してから初めて見かけた丸々したドングリ。
ドングリを見かけたのは何年ぶりだろうか…
プライベートを充実させるためには、仕事の仕方も大事になってきます。

移住したては試行錯誤で色々とやらせて頂きましたが、今はある程度の(生活できる程度の)お金を確保しながら、十分に夫婦での時間を取れるようにスライドしてきました。色々な考え方がありますが、自分は夫婦の時間(プライベート)があってこその生活だと思っているので、なるだけ心身の負担の少ない仕事を選べたことは安心材料だと感じています。




まとめ


北海道のヒグマのはく製。ヒグマなどの動物の生息地に人間が足を踏み入れていると自覚することが大切で、絶対にエサをあげてはいけない。それが人と動物が共存していく手段。
ヒグマには絶対エサをあげないこと
北海道で生活をしていると、当たり前のようにエゾシカやキタキツネが道路を横断していきます。場所によっては白鳥やタンチョウ(鶴)、シマフクロウ、オジロワシやトンビなども日常の一部として生活しています。ビールの原料となるホップが自生していたり、野イチゴや山ブドウなどもそこら中に生えています。それらは生きとし生けるものの食物であって、間違っても人間だけのものではありません。食べ物を必要としているのは、人も動物も同じ。生きるために必死ですから。


都会の喧騒の中で生活をしていると、 日々の日常を過ごせることが当たり前に感じてしまっていましたが、


いつ何時、熊に襲われるかもしれない。

道中、鹿とぶつかるかもしれない。

半年の長い間の雪道に慣れて油断してしまうかもしれない。

起きたら家が雪に埋もれているかもしれない。


そんな当たり前の中にある危機感、緊張感を日々感じ、 だからこそ「生きている」という実感を以前よりもリアルに感じ、 それがこれからをどう満喫し納得して過ごしていくかに繋がると信じて。


毎日を楽しもうと、
ふたりの新たな旅がスタートしました。





太平洋フェリーにて、北海道へ移住の旅が始まる。ふづきとさつき
ふづき と さつき






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