ふづきです。
本州は酷暑の夏も半ば過ぎ、
まだまだ油断の出来ない残暑ですが。
こちら北海道の東となると、
朝晩寒さを感じるほどの気温差があります。
温泉が恋しくなる…と言ったら羨ましがられるかもしれませんが、
腰痛持ちの自分(ふづき)には年中必須の場所となっています。
二足歩行である以上、
避けられないとは言いますが。
うまく付き合っていきたいものですね。
はじめに
<2023年 6月>
自分たち夫婦は、2023年で最期となる羅臼町での『知床開き』に参加し、吉幾三さんの頓智の利いた話やボキャブラリーに笑いと感動を戴きました。
今回は、その後の道中での内容となります。
簡単に説明すると…
『道の駅知床・らうす』で車中泊
↓↓↓
『知床食堂』にて食事
↓↓↓
『熊の湯』で入浴
という流れになります。
色々綴りたいことは山ほどあるのですが…。
今回は『熊の湯』をメインに綴りたいと思っています。
『道の駅 知床・らうす』で車中泊
名称 :道の駅 知床・らうす
所在地 :北海道目梨郡羅臼町本町361-1
TEL :0153-87-3330
定休日 :年末年始(12/29~1/5)
開館時間:9:00~17:00(4月~10月)
10:00~16:00(11月~3月)
駐車場 :大型5台/普通車90台
公式HP:https://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2217/
地図 :
※出典:Googleマップ
6月の朝7時の気温は14℃。
この時期にしては温かい方だったと思います。が、海風があり、翌朝には小雨が舞い始めたので体感は肌寒かったと記憶しています。
普段でも人気の車中泊スポットであるため、混むことは覚悟していました。
この日は、『知床開き』が最期を迎えるということもあり駐車場は満車でしたが、ちょうど入れ替わりで空きが出たので停めることが出来ました。広い駐車場ではないので、シーズン中は停められないかもと思っていた方が良いかもしれませんね。
24時間利用可能な男女別のトイレがあり、駐車場は平坦なので安心感はありますが、海のすぐそばなので風に煽られながらの就寝となるのはご承知おき下さい。
『知床食堂』での食事
羅臼昆布羅~めん
道の駅ラーメンランキングで文句なしの1位です!
※個人の感想です。
本気で旨かった!!
何が旨いか?
麺が緑がかっているのは、羅臼昆布が練り込まれているからです。
ということは、麺自体が出汁となり旨味となる。そもそも麺が旨いので、それだけでイケます。
スープは鰹ベースの塩味。そこに昆布の出汁を入れ、追加で生刻み昆布ととろろ昆布、最高級羅臼昆布をたっぷり使用したという、良い意味で説明の要らない究極のラーメンの完成!
ラーメンを食べるだけにココに来てもいいくらいの逸品だと思います♪
さば定食
羅臼と言えばホッケ…でもサバも旨い!
見た目、これがサバ?
と思うくらいの大きさ!
全然臭みなく、ふわっふわの身に箸を入れるとジュワっと脂が滲み出るほど。
ココのサバははこれまた脂が乗ってて旨いんです!
…と言っても、どうせ道の駅だから…。
なんて常識はここでは非常識で、
食べた人だけ知ってる新しい常識がココにはありました♪
ちなみに、
朝ご飯は『ホッケおにぎり』を購入しました!
北海道の白身魚と言えばホッケ。
アジのフライではなくホッケのフライが定番。
と言うほどホッケが有名なので、味も間違いなしです♪
入浴する際は、空腹時だと血糖値が急激に下がり、立ち眩みや逆上せを起こしやすいので、水分と同様に少しでもお腹に入れておくと良いと思います。
熊の湯
名称 :熊の湯
所在地 :北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
TEL :0153-87-2126
※羅臼町役場産業創生課
定休日 :年末年始(12/29~1/5)
営業時間:24時間
※朝3:00~7:00は清掃時間
駐車場 :普通車10台位
公式HP:https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/28
地図 :
※出典:Googleマップ
駐車場
国道334号を挟んで向かい側は、知床国立公園羅臼温泉野営場となっています。つまり、キャンプ場なのでここの温泉に入ることが出来る贅沢な場所となっています。
それと同時に、
熊の住処だということを忘れずに…。
行動する際は、熊鈴を身に付けたり、2人以上で会話しながら移動することであらかじめ熊に居場所を知らせることが大切になります。熊は臆病な動物なので、突然鉢合わせることでビックリして襲ってくるということにならないようにすることが必要となります。
駐車場から『熊の湯』へ歩く
駐車場からは鉄橋を渡り、木製の橋を渡った先に石碑があります。ちょっとした観光スポットのような、冒険のような雰囲気にワクワクしてきますね♪
5分ほどの散策となります。
男女別露天風呂『熊の湯』
この”掘っ立て小屋”感が堪らないですね!!
この写真に見えている正面側が女性露天風呂となっています。
女性露天風呂は、嫁のさつきが実際入浴しましたが、扉から脱衣所があり、さらに扉を開けると岩の露天風呂があるという造りとなっています。もちろん、女性側は囲いがされており、中からも外からも見えない安心設計となっています。真上のみ開放となっているので、それはそれで安心なのですが…、立地が絶景の自然界となっているので少し残念な感じもしますね。
ちなみに、男性側はすべて丸見えの造りなのは、それはそれでどうなのでしょうか…w
男女問わず見学者がたびたび訪れる動物園状態www
温泉の詳細
源泉名:羅臼温泉(4号井5号井の混合)
泉温 :77.4℃
pH :7.3
泉質 :含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
入浴してみる
男女とも、脱衣所内は同様の造りとなっています。
『熊の湯』は、地元の有志で維持管理されているので、強制ではありませんが寸志(協力金)を入れてから入浴することを心掛けたいですね。自分たちは、このような自然体に近い温泉浴場が好きなので、このご時世では物珍しいかもしれませんが、いつまでもこのような温泉浴場が続いて欲しいなと願っています。
コインロッカーなどないので、貴重品は持ち込まないこと。若しくは自己管理となります。
シャンプーやタオルなど必ず持参してから入浴することがマナーとなっています。
年をとると口うるさくなってくる自分がちょっと気になりますね…w
先ほども説明した通り、
女性露天風呂は四方囲われており、周りから見えないような造りとなっています。くり抜いた岩に源泉がそのまま注がれていて、この日は薄濁りのお湯のように見えました。日によって、濁りのない透明だったり、強い白濁だったり。硫黄成分のせいでしょうか、その日によって違った姿を魅せてくれる楽しみがあります。
10人がゆっくり入れるくらいの広さ。
入る前から硫黄(硫化水素臭)が香る贅沢な雰囲気。
地元の方曰く、
「熱くなくなるくらい掛け湯すれば入れるよ」
と、若者にアドバイスしていました。
自分たちは以前、群馬県にある草津温泉に良く通っており、熱いお湯(46~7℃)に慣れていたため、そこまで激熱という熱さではありませんでした。ほど良く熱い(体感45℃位)だったので、とても気持ち良く入らせて頂きました。
地元の方のみならず、まるで湯の華のように観光客も和気あいあいと会話に華が咲いてたことを覚えています。お湯は熱いものの、肩まで浸かると不思議と熱さを感じなくなるのは、温泉成分が身体を纏うせいでしょうか。
北海道、特に道東の6月は涼しいというより本州から来た人には寒いくらいの体感です。湯船から上がるだけでも「整う」ことは出来ますが、浴槽の外にあるホースから水が掛け流されているので、それを浴びて「整う」のも乙。
男性露天風呂でのこと。
岩に腰掛け、涼んでいると、何やら視線を感じる…。
そう、野生のシカがこちらを見ていたw
どうやら「もぐもぐタイム」だったみたいですねwww
久々に大満足の温泉に出逢えました!
まとめ
今回は、北海道羅臼町の名産”羅臼昆布”をふんだんに使った『羅臼昆布羅~めん』、オホーツクの幸である『さば定食』、羅臼と言えば『ホッケおにぎり』を頂きました!
旅にはその土地の名産品は必需品です。美味しく頂くことが、その地域の潤いとなり、自分たち夫婦の生きがいとなっていると感じています。
ずっと気になっていた『熊の湯』へ。
肌を溶かすほどの酸性かと思いきや、中性に近い硫黄泉で。日によっては熊も驚くほどの熱さのようですが、ちょうど入りやすい温度で、ほど良い濁り湯に。意外なしっとり感のあるお湯質は”熊”という荒々しいイメージとは裏腹の、優しさをも感じるとても良いお湯でした!
視線を感じた先が、
可愛らしい”シカ”で良かったと…
今では笑い話に華が咲いています。
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