徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

ミルクのような濃厚源泉かけ流し『金太郎温泉カルナの館』から、立山駅無料駐車場で星空『車中泊』~そしてその先に待つものは~【富山県 魚津市】

ふづきです。





確かに今、
しっかりと見ていたはずなのに、
気付くと周りの波風に乗っている。

自分の足で歩くよりも、
居心地が良さそうな乗り物へ。

それは、それは、
かつて校長室にあった椅子のように、
一度座ると何もかも億劫になるよう。

「ラク」というのは、
決して楽なんかじゃないってことを、
分かっているのに、それが出来ないのは、
分かっているフリで、見ていたフリ。

立って歩くのは容易くても、
座ってから立つのは、言葉より難しい。

嫁がくれたこの機会を、
環境のせいと言い訳にして、
無駄にはしたくないから。

足元ばかりの視線を少し上げて、
何度でも、また、
その先の二人へと…。





はじめに



夫婦ふたりともワクチンを2回接種済ませましたが、すでに3回目と言う話が出ていますね。副反応もさながら、今後の動向が気になります。いずれにせよ、早く収束への道筋が見えるようになって欲しいですね。


<2021年 6月>


湯めぐりをしていると、大概温泉の湧いている場所は高地で山奥だったりすることが多いわけでして。平地では全く夏の終わりを告げたばかりの爽やかな秋風が吹いていても、辿り着く頃には粉雪舞う銀世界と言うことも良くあります。しかし、今回ばかりはむしろ初夏。新緑も香る気持ちの良い気候になった頃。いつものように、嫁のさつきからのお話から始まりました。

雪の大谷…。
大谷さんはメジャーで大活躍をしていますが、こちらの大谷も素晴らしい存在感があるようで。20mの雪の壁日本最高地の駅と温泉50周年記念…、3冠王が獲れそうですね♪その一帯は、国内でも有数の山岳観光道路となっていて、自然環境保全のためマイカー乗り入れ禁止。そのため、とても良い(高い)お値段がするようですが、それ以上の価値のある場所だと感じました。日帰りを考えているならば、それは勿体ない選択になってしまうかも。なぜならば、お金もかかるがその分時間もかかるから…。



今回の簡単な流れを説明すると、


in富山でのひとっ風呂(金太郎温泉)

立山駅無料駐車場(車中泊)

立山駅(立山ケーブルカー)次回up予定

美女平(立山高原バス)次回up予定

室堂(雪の大谷)次回up予定


その先はお楽しみに…。


もちろん、一番の目的はその先にある日本一高所にある温泉(次回?)ですよ♪♪




富山県のイメージ


立山駅にある、富山県の観光案内板。氷見海岸や五箇山合掌造り集落などの観光名所や、高岡御車山祭、たてもんまつりなどの伝統行事などが載せられている。
富山県の観光案内

以前、石川県の能登半島をめぐった際に、途中で立ち寄らせて頂いた限りで、富山ブラック(ラーメン)や氷見温泉郷『総湯』を足早に頂いたのが今でも頭に残っていて、機会があればまた行きたいなと思っていました。富山県は米処であり、誰もが知っている立山黒部などの山岳地帯、白エビでも有名な富山湾があり、オールシーズン何でも揃って満喫できそうなイメージを勝手に持っていました。だからこそでしょうか、(失礼かもしれませんが)逆にものすごく魅力を感じるというものがなかった、と言うのも正直なところでした。


www.fuzuki-satuki.com


もうひとつ付け足すならば、『温泉』というワードで自分たちの目や耳に入って来なかった、と言うのが一番の要因だったのかもしれませんね。けれど、今回の旅のおかげで、富山県のイメージががらりと変わったのも事実です。どのように変わったかと言うならば、「富山は海・山・米・酒・温泉と、何でもあるまさに富の山。しかもどれも極上じゃないですか!」と言うことです。




金太郎温泉


富山県魚津市にある金太郎温泉。日帰り入浴だけでなく宿泊も出来るよう。泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(硫化水素型)
夜の金太郎温泉は艶やかに…

富山入りしたのがすでに夜。
嫁のさつきから、金太郎温泉は濃厚で良さそうとの話があり、是非とも立ち寄りたいと思っていました。嫁のリサーチは鋭く、フロントでETCカードを提示すると入館料が割引になるんです。まさにETC割引ですね。自分(ふづき)は、金太郎温泉というネーミングが少しふざけているのか気になって、来るまでは疑っていたのは内緒の話ですが…。先に言っておくと、ここの温泉は伊達に金太郎と名乗っているわけではありませんでした。金太郎を舐めていた自分が恥ずかしくなりました。富山には普通にこんな温泉が湧いているんだなと、正直ビックリしたくらいです。(ホント羨ましい限りです)


詳細①


富山県魚津市にある金太郎温泉カルナの館のご案内。営業時間、入館料などが書かれている。
カルナの館ご案内

・名称   金太郎温泉カルナの館

・所在地  富山県魚津市天神野新6000

・電話   0765-24-1220

・営業時間 8:30~23:30(最終受付23:00)

・料金①  大人(1日1680円→ECT割引で1050円/3時間1050円)
・料金②  小人(3歳以上~小学生)1日840円/3時間525円

※ETCカード提示で割引されるのは大人1日のみ

・料金③  貸切風呂(予約制)2時間2100円

・定休日  年中無休

・公式HP
https://www.kintarouonsen.co.jp/hotspring/

・地図

※出典:Googleマップ


詳細②


庭園大露天風呂(出典:日帰り温泉カルナの館公式HPより)
庭園大露天風呂
(出典:日帰り温泉カルナの館公式HPより)

・源泉名 金太郎温泉[混合さく井水(1号井・2号井・3号井)]

・泉質  含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉

※硫化水素型、高張性・中性・高温泉

・温度  73.5℃ 

・pH  未確認

・その他 溶存物質計が16688mg!濃厚な源泉かけ流し


入浴してみて


金太郎温泉カルナの館の館内図。浴槽の種類が豊富なことが分かる。
カルナの館 館内図

ネーミングと外観から、普通のスーパー銭湯だと思っていたら、想像を遥かに上回ったクオリティーと言いますか…。バリエーション豊かな浴槽タイプ(立山連峰パノラマ大浴殿と言う大きな内湯、寝湯、打たせ湯、腰掛け足湯、足・腰湯、ジェットバス、歩行湯、エステバス、健康道場←濃厚、庭園大露天風呂、高温サウナ)が全て源泉かけ流しで楽しめるのはもちろんのこと。庭園大露天風呂では、ボッコボコと源泉が噴き出す様子を見ながら、開放感のある岩風呂で星空を眺めながら浸れる贅沢さ。露天風呂も良いのですが、内風呂の一角にある健康道場と言う牛乳風呂と言っても過言ではない位の、濃厚な温泉に浸れる浴槽が特にオススメです♪金太郎式入浴法という、マニアック?な入浴方法が書かれている浴槽が目印となります。水風呂と交互に入ることで、運転の疲れが吹っ飛びます。嫁のさつきは、ホント良い温泉を見つけてくれるなと感謝すると同時に、富山人はいつもこんな濃厚な温泉入ってるの?!と思ってしまうくらい、幸せなひとときを過ごさせて頂きました。

興奮して言いそびれましたが、
浴槽の広さによってか、濃厚な白濁と薄い白濁となっており、露天風呂で若いお兄さんが「海!海だよ!」と言っていたように、海水のように塩辛いのが特徴。しかも、硫黄臭が強め。自分(ふづき)もさつきも大好物な泉質で、大満足でした!塩分も強いので、冬場はポカポカ、夏場は湯あたりに気を付けたいですね。

アメニティーも充実しているので、旅の休憩に、宿泊も出来るのでココを目的地として来るのも良いかもしれません。お食事処の店員さんが、色々と教えてくれたり、一品サービスしてくれたりと、とても親切にしてくれたことは印象に残っています。こういうひと手間ひと声また来たいと思わせてくれますよね♪

金太郎温泉カルナの館にあるお食事処の「氷見うどん」。ツルシコで美味しい。
氷見うどん、ご馳走様でした♪

立山駅無料駐車場



明朝8時に立山駅からケーブルカーに乗る為に、この日は車中泊する予定です。少しでも朝ゆっくり出来るよう近くまで行ければと思い、嫁と選んだ場所は立山駅近くの無料駐車場。色々調べると、登山などで前日入する人も多いよう。ただ、ここ(金太郎温泉)からの距離が約45km…約1時間。夜のドライブを楽しみます。


※出典:Googleマップ

ここで気を付けなければならないのが今晩の食事と明朝の朝食。これだけの距離があればひとつやふたつ…なんて思ったら甘かったですね。時間も遅かったためか、真っ暗闇をひたすら走って走って走りまくるだけ。色んな意味で危険を感じたので、目的地10㎞以上手前のコンビニでトイレ休憩と、簡単な夕食と朝食を仕入れました。こういう時のコンビニは助かります。探すと意外となかったりしますからね。


コンビニを後にし走り出すと、田園風景から獣が飛び出してきそうな山道へ。自分ひとりだったらこんな夜更けに靄が掛かる山道なんか絶対通らないです。怖すぎますから…。嫁のさつきが付いているので、弱音を呟きながらも無事に立山駅へ辿り着きました。日を跨ぐ前に着いて一安心です。真っ暗ですが、ケーブルカーに乗る立山駅を確認し、夜間も使用出来る男女別トイレの場所を確認後、その向かいにある無料駐車場へ車を停めます。

この日は平日で深夜のためか、車はまばらでした。今回は空いていたということもあり、第1無料駐車場を利用させて頂きました。

立山駅周辺の案内板。駅周辺に無料駐車場が多くあることが分かる。男女別のトイレもある。
立山駅周辺の案内板

翌日駅前で写真に収めた案内板ですが、立山駅周辺には無料駐車場が多くあることが分かります。24時間使用できる男女別トイレもあるので、車中泊に適しているのかなと思ったのですが、朝になると登山客やら仕事の人やらわんさか集まり、車を出す頃には満車近くになっていたので、時期を外したり邪魔にならないよう離れたところを利用するのが良いかと思いました。

また、初夏(6月)の利用でしたが、車のドアの隙間に大量の虫が住み着いてしまい、帰りは追い払うのに大変な思いをしました。事前に虫除けなど対策した方が良さそうです。標高が高く(475m)空気はヒンヤリ、夜は街の灯りが少ないので星が綺麗に見えますよ♪





まとめ


金太郎温泉カルナの館お食事処にて、マスク置きの写真。
金太郎温泉のマスク置き

富山県を少しかじっただけでも、富の山という豊かな自然の産物を感じられたような、そんな始まりでした。今まで通り過ぎるだけの場所が、実は知らないだけの名所ばかりだったり。ワクワクがこれからも生まれてきそうな予感がしてきますね♪

金太郎さんのように力が溢れ、元気一杯になるようにとの願いが込められた『金太郎温泉』は、海水と温泉が混ざったような、自然の作り上げた絶妙な泉質で。その濃厚さ、壮大さ、浴後の軽快さどれを取っても絶品で、決して伊達ではないネーミングにギャップ萌えし驚きと凄さを身を持って体感させて頂きました。それに奢ることのないスタッフさんの対応、今回は特にお食事処の店員のお兄さんにお礼を伝えたいです。また立ち寄りたいと思っています。ETC割引で…笑。

こんなご時世でもあるので、食料などの備品は常に用意し、早め早めの行動が大事だと改めて感じさせられました。人が心地良い季節は、虫さんも活動時期。事前の対策を忘れずに…。



次回は標高475mの立山駅から、標高2450mの日本一高い駅と、雪の大谷へ!






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