ふづきです。
青い空と青い海…
同じ青でもなんか違う。
そんな疑問を感じる季節がやってきました。まだまだ梅雨空多く見られる最中、一足早く夏の陽射しを感じられる場所があります。そこは南国、沖縄県。未だかつてない時期を過ごしてきた人、その今も豪雨による被害に遭われ気を抜けない時間を過ごしている人、「まくとぅそーけーなんくるないさー*1」。暖かな風に、優しく背中を支えられて、ゆっくり前へと導かれるような気がしました。

はじめに
<2020年7月>
自分たち夫婦はケラマブルー*2と呼ばれる輝く海、ダイビングの聖地とも名高い慶良間諸島のひとつ、『ナガンヌ島』へ降り立ちました。来た理由はひとつ。青い海に誘われて…。温泉はありませんが、それ以上に美しい海に浸かれる?のはワクワクします。ナガンヌ島は、那覇から約20分で来られる一番近い慶良間諸島で、周辺はサンゴ礁で囲まれ、島自体がサンゴや貝のカケラでできた無人島なんです。これだけ聞いただけで、「行きたい!」と思うのは自分だけじゃないはずです。ダイビングが趣味の嫁のさつきからここを提案されましたが、自分は諸事情で潜ることができないため、シュノーケルで満喫しました。今回は、嫁のさつきと仲間たちでの沖縄離島旅となりました。
公式サイトとマップ
ナガンヌ島公式サイトはこちら→
www.nagannu.com
島内施設マップはこちらからご覧になれます→
https://www.nagannu.com/upload/file/File/PDF/island-map01.pdf
Googleマップ→
後ほど、島の全貌が明らかになります。
泊港から船乗り場へ
自分たちが利用したのは、那覇の泊港(とまりん)からの小型船。

沖縄のタクシーを利用する際は、こちらを目的地に伝えるとわかりやすいかと思います。個性的な人柄の運転手が多く、ナビ重視で時間最優先な人、ナビがなく道に詳しくもないおおらかな人、話好きで沖縄時間な人、共通するのは運転が荒いこと…。自然と足に力が入ってしまいました。笑。皆さん、とても親切でしたよ!

こちらで受付を済ませます。それにしても、写っていませんが、海の男は屈強で黒光りしている人が多いこと多いこと。

見た目に小さいですが、船員込みで70人も乗れるよう。
意外とパワフルで速いです。
海の色の移ろい
港を離れてすぐ、何か違うことに気付きます。

しばらくすると…

色の移ろいを眺めているだけで、満たされる感じがするのは沖縄マジックですね♪
ナガンヌ島 到着

那覇からたった20分で、遠くの離島、いや、南国に来たようなロケーションに様変わり。海の青さ、透明度、空の青さと雲の白さ。まるで画像加工を施したポストカードのよう。「わー!」「スゴイ!」ホントこれしか出ないくらい、本当に素晴らしいものを目の当たりにすると、言葉って意味のなさないものになりますね。

海外へ来た気分です♪写真を撮ってる自分を置いて、みんな足早にビーチへ向かって行ってしまいました。テンションが上がるのも無理はないです。ちなみに、前方に見える建物が、レストランとなっています。

砂浜が白い!植物が南国!サーフボードでお洒落な看板!
ひとつひとつに激しく反応してしまうのは、田舎者だからでしょうか…。もちろん素晴らしいからです♪

コインロッカーは受付で鍵番号を教えてもらい、ここで利用ができます(300円)。シャワールームもちゃんと管理されていて、綺麗な作りとなっています。トイレは別の建物にあります(写真なし)。

コテージやチェアー、パラソルなどの備品はすべて有料になっています。環境保全のためと思えば、むしろ…、という感覚になります。

着いたら先ずここで受付やレンタル備品を受け取ります。(詳細は公式サイト*3参照)ボートシュノーケルを始める前に、目の前の海を楽しみたい!
THE 南国のSEA

天候にも恵まれ、ピーカンじゃなく程よい晴れ具合。しっかりオイルを塗り込み日焼けに備えます。砂浜が白いために、雪国のような地面からの照り返しが強く、想像以上に日焼けをしてしまうので、日焼け対策は必須だそうです。短時間で真っ赤になったのは言うまでもありませんが…。

歩いていて気づきましたが、そこらの砂浜とは大違い。サンゴや貝のカケラでできた砂浜なんです。だから、白くて綺麗!粒が大きいので、ビーチサンダルや素足で歩くと痛い!マリンシューズなどがあると良いと思います。


透き通るナガンヌの海は、砂浜から少し海に入るだけで、このような魚たちやサンゴを目にすることができます。水の中で指を擦る(餌をあげるような素振り)仕草をすると、魚たちが寄ってくるのが本当に可愛い!これだけで一日いられると言っても過言じゃありません。温泉ではありませんが、まるで冷鉱泉の塩化物泉にでも浸かっているかのような、良い心地。癒されます。
お昼はもちろん
カレーライスとタコライスの2択を選べと言われれば、もちろん迷いなくタコライスを選びます。(シュノーケルツアーを申し込んだ際は、軽食のカレーライスorタコライスが付いてきます)

海で遊ぶにはこのくらいの量が丁度良い!オリオンビールが身体中に染み渡ります。沖縄満喫してるわー、と至福のひとときです♪

ビールは水分補給にはならないので、しっかりとさんぴん茶*4で沖縄を補給(補水)します。
いざ、シュノーケルへ

しっかりと休憩を挟んだ後、装備を整えて桟橋からボートに乗り込みます。少し沖に出たところでシュノーケル開始です。

海面からの眺めも一入ですね!

絵に描いたようなアングルと眺めです。言葉より写真を見た方が圧倒的に伝わりますね!

透明度が高い為、海底の岩々やサンゴが良く見えます。フィンでサンゴを傷つけないようにと注意がありましたが、貴重な自然とこれからも共存していくためには、自分たち人間がやらねばならないことが多くあることに気付かされます。いつまでも、このような素晴らしい海とサンゴと魚たちを眺めていたいですからね。

スタッフからお麩を貰い、餌やりができます。先ほどのように、指先でお麩を動かすと、魚たちが寄ってきます。この、食べたいのになかなか喰い付いて来ない仕草を見せる魚たちが、これまた可愛いんです!写真で見ると水槽のように見えますが、これがナガンヌの海。ずっと魚と戯れていたいと、普段思わない欲求に駆られること間違いなしです。
海の中だけじゃありません。
砂浜にも魅了してくれる生き物がいます。

ヤドカリです!気配を感じると、その辺の石と化します。観察していると、ヤドカリの親子を見かけたりしますので、優しく見守ってあげて下さいね♪
終わりに
嫁のさつきと仲間のひとりはダイビング仲間で、夏のシーズンには伊豆諸島(式根島、八丈島)や沖縄諸島(石垣島、宮古島)などで潜りに行っています。
帰ってくると、必ず
さつき「ふづきにも見せてあげたい!」
ふづき「写真で見られるよ!スゴイね!」
さつき「写真じゃなくて実際潜って、海の中からの世界を見てほしい!」
と。
持病があるため、深いところまで潜るのは難しそうですが…。生きている間に一度は嫁のさつきと同じ世界をこの目で見てみたいな、と思っています。綺麗さでだけでは伝わらない。言葉と写真だけでは伝えきれない。そこには、きっと、見た人でしかわからないものがあるんだと思っていますから。
沖縄には離島を含めて幾度か足を運んでいますが、来るたびに感じることがあります。確かに、海が比べ物にならないほど綺麗で、食べ物も泡盛も美味しい。だから、誰もがオススメの旅行先として挙げられるのだと思います。観光も支援のひとつになっているのかなと思っています。ただ、だからこそ守っていかなければならない場所でもあるのかなと、つくづく思うのです。自然環境ひとつ取っても、地元の方々の生活ひとつ取っても。島へ渡る際に、必ず注意事項や禁止事項があります。今回のナガンヌ島へは、シャンプー・石鹸等の使用禁止。ペットの持ち込み禁止。飲食物の持ち込み禁止など。島内で出たゴミは、その日のうちに船で持ち帰る形態を取っているそうです。
豊かで美しい自然があるということは、それを守り、維持している努力を今もなお続けている結果があるから。
軽い気持ちで来たとしても、この思いだけは大切に持っておきたいですね。
ナガンヌ島へは初めて渡りましたが、同じ国とは思えない色を目の当たりにし、自分が今どこにいるのか錯覚を起こさせるような圧倒感のある海と空に心奪われました。歩きながらも感じるのは、目からも耳からも足の裏からも伝わる、砂よりも高い音で響く砂音。さんぴん茶を飲みながら目を閉じれば、身体中に沖縄の、ナガンヌの景色と音が脳内で巡りにめぐるのがわかる気がします。
宿泊棟もあるようで、機会があればぜひ。
透き通ったエメラルドグリーンのさざ波と、夕陽の紅さ、夜空にサンゴのカケラように散りばめられた煌びやかな星々を…。海の中から見る空のような碧さと共に、いつか嫁のさつきと感じてみたいと思っています。
