徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

今も昔も変わらない、そんなお店がありました。~嫁と交わす一杯~【日常】

今週のお題「好きなお店」





ふづきです。



緊急事態宣言が解除され、今までの日常が戻ってくる…。そんな期待を余所に、新たな生活様式というワードが耳に入ります。この自粛期間中や期間後にも及んで、聞き慣れない言葉が飛び交い、今学生をやっていたら覚える用語がとんでもなく多いことを考えてしまいます。暗記はとても苦手なため、二度と学生生活を送りたくないと、緊張とストレスの塊だった時代を思い起こさせました。目にすること、耳にすること、それによって考えてしまうこと。無駄に疲れてしまう、もったいない時間がいかに幸せかを、肌で感じることが増えました。時間は、時に暴力的で、いくら頼み込んでも待ってはくれません。だから、今を過ごすことに意義を見出さなければならない、いや、それが自然になることが必要不可欠だと教えられた気がします。





仕事を始めて間もない頃から、ろくでもない馬鹿をして過ごしていた頃、仕事を辞め自分自身ともがき合っていた頃、今の嫁のところへ転がり込んだ頃、支えられ、支えている今。その当時から通い詰めていたお店がありました。



そのお店は、居酒屋でした。





自分は、父親譲りのザルを持っていて、更にはトランプのような顔でもありました。

話を聞くと、嫁のさつきも、水捌けの良いザルの持ち主だったようです。

お店を選ばなければ、自分たちの経済は一瞬で破綻してしまうくらい、良いものを持っていました。





お店の味は、いつも同じ

メニューはその日、その時の気分で変わります。気まぐれなようです。

品は違っても、味は変わらない。ブレないって、こういうことを言うんだなと、このお店で教えてもらったのかもしれません。





嫁はビールが好きで、乾杯から始まり、ずっとビール。若かりし時の自分は、ビールから始まり、甘いカクテル、日本酒、ハイボール、ワイン、泡盛ロック…、浮気癖がまんま表れていたことに嫁は気付いていたことでしょう。今では、嫁と同じお酒を、同じように飲むことが楽しみに変わりました。失敗して手遅れになることもありますが、自分のように何度も注意をされたり、何度も失敗をしないと分からない。失敗を誤魔化すために嘘をついて、その嘘を隠すためにまた嘘をついて…、それが自分のためにも相手のためにもならないと気付かせてくれたことは、こうやって、嫁とお酒を飲み交わすことができたからなのかなとも感じています。





居酒屋のメニューを紹介したいと思います。


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大葉でさっぱり大根サラダ。黙っていても乾杯の後にはサラダが出されます。



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酸味を利かせた箸休め。茗荷を食べると忘れっぽくなると言いますが、元々忘れやすいので返って良くなるかもしれませんね。



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蒟蒻のピリ辛炒め。健康を考えると、自然と選ぶメニューが和食に傾いてきます。



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豆腐の納豆和え。畑の肉とも言われる大豆は、貴重なたんぱく源です。



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ほうれん草のお浸し。鰹節大好物の嫁は、実は猫なんじゃないかと思ったりします。



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茄子の甘辛炒め。自家製ダレを使用しているそう。ご飯が進みます。



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もちろん、ビールで乾杯するに決まっています。





世の中が緊急事態でも、自粛でも、解除されても、どんな時でも。変わることのないものがあったりします。否が応でも流れる時間には、逆らうことができません。だからと言って、身を委ねてばかりだと流れつく先がどこになるか、不安と恐怖に襲われます。遅く感じる、早く感じる時間があるように、時間に合わせるのではなく、自分のやるべきこと、考えることに時間を合わせればいいんだなと考えるようになりました。今を過ごすという意義は、格好良い言葉で言うことはいくらでもできますが、そのどれでもない気がしています。





居酒屋の場所は、の中。



居酒屋さつき



ふたつのザルは、風通しが良く、湿気ても直ぐに乾きます。

何でも透けて見え、残るものは大きく、存在感のあるもの。

嫁の手料理と、飲み交わすお酒の味は、

値段やメーカーなんてあるようでないもの。



何があるのか。



あの時と、変わらないものがあります。



そんな、お店がありました。






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