ふづきです。
「仕事に行きたくない」
そう思うときがあります。
仕事前日の夜、寝るときになると突如襲ってくる吐き気。
「油ものでも食べ過ぎたかな」と思ったりするけれど、そういう気持ち悪さではなく、胃に来るような、こみ上げるような吐き気。
考えてない“つもり”なのに、無意識に考えてるんだろうと思う。
以前いた部署は、仕事内容は問題なくこなしていたが、上司がとにかく酷かった。
一言で言うと、部下を守らない。自分の立場だけ守る。その為なら、部下を物のように扱う。意見を言う人を嫌い、イエスマンを好む。上司なのに残業の確認をすると「知らない」「わからない」と言われる。クレームを上司の責任とせず、その部下が悪いから違う部下に変える判断を下す。
それが我慢できず、辞める覚悟で異動願いを出し、今のところへ来た。
でも、部署が違っても、会社の体質は同じなのだろう。
表面は、以前の部署よりも仲良さげに振る舞っているように見える。“仲が良い”アピールしてるようにも見える。
「ここは、頻繁に飲み会や親睦会を開いてるし、みんな仲良いよ!」
と。
職場で言う“仲が良い”とは何なのだろうか。
チームワークがあることだとするならば、もっと大事なことを共有して、協力するべきだと思う。
助け合うならば、ダメなところを「いいよ、大丈夫だよ」ではなく、何でそうしたかをちゃんと聞いてあげて、しっかり注意して、なぜダメなのかを確認する必要がある。
ありがとう、を言い合うことが大切なんじゃなく、人の仕事を手伝うことが親切なのではなく、
相手のためを思って注意をしたり、本当に良いことをしたなら誉めたり、その時に必要なことを、その人に必要なことを教えてあげたり、それは上司部下関係なく、人としてどうあるべきかをまずは考えることが大事なんだと思う。
仕事の信頼関係は、“仲良し”で成り立つものでは決してない。けれども、飲み会をやってるから、みんな参加してるから信頼関係が成り立っていると、勘違いしてる上司だっている。
日常の業務に追われて、他の担当の仕事に手が付けられない状況で、さらに業務の追加を平然と押し付ける。それは信頼関係が“成り立っていないから”にすぎない。
そんな状況のなか、同僚は
「僕は大丈夫です。今度連休とるので、(残業はつけずに)サービスで大丈夫です」
聞きたくもなかったセリフ。
ここに来る前の職場では、当たり前のように5~6時間のサービス残業で、日を跨いで帰ることもしばしば。直属の上司は泊まり込みで残業なんてつけずに、家庭を省みず働き、ここにいたら身体どころか家庭も崩壊することにも気付かないくらい、ブラックに汚染されていた。
その最中、嫁の言葉に救われ、トップに直談判し、退職願いを出し、今に至ったのだ。
だからこそ、理不尽なサービス残業なんか、許してはいけない。まずは自分の身を守らなくてはいけない。会社に殺されてはいけない。
「人生はここだけじゃないんだから」
という嫁の言葉を胸に秘めて。
自分はいわゆる“ものが言えない”性分だ。
そのために、人一倍思うことがあっても、結局嫁に愚痴るだけで、何にも解決しようとしていない。
ストレスで体調を崩したり、身体を痛めたりすることも多々あった。
出来ることは“嫁に当たること”だった。
だから、喧嘩なんてしょっちゅうだった。
原因は自分にあることを知りながら、認めたくない、認めてはいけないという一心で、うだうだ言いまくっていた。
それではダメだと、本当に気付いたのはここ最近のことだ。
「ごめんね」と、本当に思って言えるようになった。
自分の悪いところを少しずつ認められるようになってきた。自然と気持ちが楽になってきた。
嫁に迷惑を掛けてきたと、心から思い、反省し、今も共に歩んできてくれて、とても感謝している。
“ものが言えない”分、仕事が嫌で、行きたくないと思うと吐き気がするのはまだあるが、以前と比べるとだいぶ気持ちの面では軽くなった方だと思う。
言わなきゃいけないことは、ちゃんと伝えられなくても、“発信していくことは必要”だと、嫁から教えられた。
だから、
職場は人生のすべてでは決してなくて、
給料を貰うために行くだけ。
と、気楽に考えるようにしたい。
そんなので、悩んで眠れなくて胃が痛くなるのはもったいない。
そんなことを
今宵、眠れずにベッドに横になりながら考えてます。
さつき、ありがとう。
これからもよろしくお願いします。
さつきのことを、自信を持って支えられる男になっていきます。