ふづきです。
初夏の穏やかな気候になり、雪解けの間しか行くことのできないところへ行ってみたいと思い立ち、さつきと車を走らせ向かいます。
自分たちは温泉が好きで、夏も冬も関係なく、入りたいと思ったら行く!そんなスタンスで多くの温泉に入ってきました。まだマニアの方々に比べたら全然ではありますが…全国津々浦々湯巡りの旅をしたいと企んでいます。
東北は温泉大国で、福島や秋田、宮城、青森など、外れのない温泉ばかりで、まだまだ探せばヨダレものの温泉があるはずと、行く先を決めながらワクワクしてるのも1つの楽しみなのかなと感じます!
前置きが長くなりましたが、今回は岩手に来ました!
場所は大沢温泉という、湯治客が長丁場で滞在することもある老舗旅館。
ふづき撮影
着いたときには夜になってしまいましたが、お陰で趣のある建物が柔らかなライトアップで、より素敵に見えます!
また、自然豊かで水と空気が澄んでいる証拠でしょうか、中庭の木陰からホタルが1匹、ふわりと舞い上がっていきました。
ふづき撮影(写真にホタルが映らなかったのが残念)
なかに入ると、まるで昭和初期のようなレトロな造りで、帳場から廊下、売店、自炊場まで、時代をタイムスリップしたかのような気持ちにさせられます。
ふづき撮影
細い廊下を通り、急な階段を上ると、田舎のおばあちゃんちのような座敷と言いますか、客間が並んでいて、引き戸で内鍵しか取り付けられていない部屋へ案内されます。
廊下や隣の人の歩く音や話し声も筒抜けで、まさにおばあちゃんちに泊まりに来たような感覚です。逆に心地の良い安心感を感じたのは、自分だけではないようで、嫁のさつきも同じような表情を見せています。
急ぎ足でここまで来たため、二人とも腹ペコ。
早速、食事処で地物をいただきます!
ふづき撮影・編集
定食と他に注文したのは郷土料理の「ひっつみ」という、そば粉を練りこんだ、平たくて大きいうどんやすいとんのような食感のもの。豚汁を優しくした味の汁に、もっちりとしたひっつみ。とても美味しかったです。
ごちそうさまでした!
腹ごしらえがすんだので、目的のお風呂へ。
ここには男女別の内風呂「薬師の湯」、女性専用露天風呂「かわべの湯」、大沢温泉名物「混浴露天風呂」があります。
ふづき撮影(薬師の湯。写真には載ってませんが、あつ湯とぬる湯の2つの浴槽があります)
古くから湯治場として利用されており、宮沢賢治が愛した湯として知られています。
泉質は、3ヵ所ともアルカリ単純泉。源泉温度は51.3度。神経痛、筋肉痛、関節痛等に効果があるそう。
さつきと混浴露天風呂にチャレンジしようと試みたのですが…おじさんがウロウロ…中にもおじさんやおばさんが多勢いらっしゃり、時間を変えても同じ光景で、今回は断念しました。泣。
内風呂の薬師の湯は、地下にあり、洞窟風呂のような雰囲気。お湯は滑らかで無味無臭。とても透き通っていて、気持ちの良い肌触り。ゆったり湯治をさせてもらいました。
もちろん、湯上がりはさつきと晩酌♪
ふづき撮影
お猪口がなかったので、湯呑みで乾杯!
これまた、水が綺麗で米どころの酒は「うまいんだな~」これが。
旅の疲れもあり、飲んですぐおやすみなさい。Zzz...
明日は秘湯、夏油温泉へ!!