ふづきです。
以前訪れたことのある、
福島県の赤湯温泉『好山荘』。
雪深く、夏の間しか立ち寄れない激レアな条件。
更には、赤と白のお湯を満喫できる秘湯という魅力満載。
そんな温泉宿が今…。
自分たち夫婦の拙いブログにとある話が舞い込んで来ました。
今から3年ほど前のことになりますが、
嫁のさつきと東北の湯めぐり旅を満喫していました。
いつも嫁のリサーチとチョイスで、
インパクトのあるお湯だったり珍しい泉質だったり。
見た目にも湯心地にもガツンと来るような、
そんな温泉がふたりとも大好物でした。
それは今も変わりはありません。
<青森県>
・青森県 「酸ヶ湯温泉」「谷地温泉 」混浴風呂に入るか迷う… - 徒然たびたび夫婦旅
<岩手県>
・岩手ゆったり湯治旅~夫婦旅~大沢温泉の巻 - 徒然たびたび夫婦旅
・岩手ゆったり湯治旅~夫婦旅~秘湯-夏油温泉の巻 - 徒然たびたび夫婦旅
<秋田県>
・嫁と温泉旅~“温泉旅館ゆもと” 入って良し飲んで善し~【秋田県男鹿温泉】(2019/10/22訂正) - 徒然たびたび夫婦旅
・嫁と温泉旅~かの有名な秘湯“鶴の湯温泉” 浴槽毎に異なる源泉は、有名な故に…~秋田県【乳頭温泉郷】 - 徒然たびたび夫婦旅
・嫁と温泉旅~まさに秘湯“黒湯温泉”乳白色のお湯と黒たまごに沢清水の贅沢三昧~秋田県【乳頭温泉郷】 - 徒然たびたび夫婦旅
・秋田県 玉川温泉の魅力!その① お湯が痛い… - 徒然たびたび夫婦旅
・秋田県 玉川温泉の魅力!その② 硫黄最強… - 徒然たびたび夫婦旅
<山形県>
・山形県 白布温泉「不動閣」~東京オリンピック(1946)の聖火台が間近に見れる宿 - 徒然たびたび夫婦旅
・山形県 小野川温泉のラジウム玉子 - 徒然たびたび夫婦旅
<福島県>
・祝!読者100人、感謝を込めて~もう一度訪れたい温泉を語る…嫁と車と混浴露天風呂~【福島県木賊温泉共同浴場】 - 徒然たびたび夫婦旅
・共同浴場をめぐる旅~嫁と車と白濁温泉~【福島県高湯温泉共同浴場ーあったか湯ー】 - 徒然たびたび夫婦旅
・嫁と車と湯めぐり車中泊の旅~お湯も人情も熱かった~【福島県飯坂温泉9つの共同浴場】 - 徒然たびたび夫婦旅
・旅先で出会った珍しい芒硝泉の公衆浴場、その名も『月光温泉』~嫁と車と温泉めぐり旅~【福島県郡山市】 - 徒然たびたび夫婦旅
・復興と終息を願いつつ…思いに耽るいつかの日帰り温泉は、硫黄香り乳白色に満たされる『野地温泉ホテル』~嫁と雪壁くるま旅~【福島県 土湯温泉町】 - 徒然たびたび夫婦旅
今思えば、
ものすごく贅沢なお湯に入らせて頂けたんだなと。
そう思うような温泉の湧く地方だと感じています。
その中で特に印象残っている…いや、今まで足を運んだ温泉地の中で、個人的にも夫婦的にも好きなのが『福島県』の温泉だと思っています。
なぜ好きなのか?
そう聞かれたら言葉に表すのが難しいのですが、
白濁の硫黄臭強めのお湯が多かったり、透明ながらもほんのり香る激熱なお湯だったり、自然多い環境というロケーションだったり、何度でも立ち上がる力強さだったり。
もちろん、他の温泉地も大好きですし、何度も足を運びたくなるところもたくさんあります。けれど、そう、なんだか思い出した頃にまた行きたくなるんですよね。不思議な縁なのかもしれません。
話が脱線気味ですが、
赤湯温泉『好山荘』を訪れた
2019年の夏の記憶。
嫁のさつきが書き綴ってくれていました。
※出典:Googleマップ
今でもはっきりと覚えているのが、
内湯は鉄分を多く含む濃厚な赤茶のお湯。
露天というより野天風呂は白濁した硫黄香るお湯だったこと。
野天風呂はご主人の手作りだったそうで…、何か色んな意味で温かさを感じましたね。女将さんが優しく出迎えてくれたことを思い出します。
先日、荷物を整理していたところ、
偶然にも赤湯温泉の内湯と露天風呂の写真が出てきたことに、これはやはり何かあると感じざるを得ませんでした。
そして今回、頂いたお話というのはこちらになります。
突然のご連絡失礼致します。 私、株式会社アーキトリップの渡部と申します。 現在、福島県福島市の赤湯温泉・好山荘の設計に携わらせて頂いております。 ネットで情報を収集している中でこちらのブログを拝見しご連絡させていただいた次第です。 ご存知かもしれませんが一昨年の福島県沖の地震での被害を受け、現在、好山荘さんは休業状態です。 そんな中、この度旅館の再建を目指し好山荘さんがクラウドファンディングをスタートさせました。 一人でも多くの支援者を募るため、こうして「徒然たびたび夫婦旅」管理人様にもお声かけさせて頂きました。 もし宜しければクラウドファンディングのサイトを下記に明記しますので、ぜひご覧ください。 拡散も大歓迎です! https://readyfor.jp/projects/87173 多くの方にまた好山荘さんを楽しんでいただけるよう、旅館の再建に向けて私どもも頑張ってまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。
readyfor.jp
2011年の大震災に見舞われた後に、2021年、2022年と立て続けに大地震の被害を受け、自分たちが見た姿と掛け離れたものとなってしまいました。自分たちはどこかで「いつでも行けるもの」「気が向いたら足を運べるところ」と思っていたのだろうと思います。支援があって復興が進み、以前の姿を取り戻しているところや、姿かたちを変えて新たなスタートを切っているところがある中で、メディアで取上げられていないローカルな、けれど本物と呼べる良いお湯湧く温泉宿が危機的状況にあったなんて…。アーキトリップさんからメールを頂くまでは、気に掛けていなかった自分が少し情けなく感じてしまったのも事実です。だからこそ、声を掛けて頂けたことは、良かったこと、有難いことだと思っています。
縁があって3年前に足を運ぶことが出来た、福島県の赤湯温泉『好山荘』。そして今、その縁が繫がりこのようなお話を頂けたこと。自分たちにも何かお手伝いが出来ればと思い、微力ながら支援させて頂きました。
また、
赤と白の魅力満載なお湯と、女将さんの笑顔に出逢えたらいいなと願っています。