ふづきです。
先日、福島県飯坂温泉への湯めぐり旅を計画していた時に、嫁のさつきから「ここにも寄ってみようよ!」と言われて見てみると、ひなびた銭湯のような建物の写真がありました。
また、「面白そうな温泉を見つけたものだ」と詳しく見てみると、
『月光温泉』という名前…。
月光と言えば、もちろんこの方ですよね?
月光は善人のみでなく、悪人をも偏りなく照らす
「どこの誰かは知らないけれど…」と、今の若い人は、歌詞どころかこの方を知らない人のほうが多いことでしょう。
自分もリアルタイムで拝見したことはありませんが…苦笑。
1958年(昭和33年)2月24日から1959年(昭和34年)7月5日まで放送されたテレビ冒険活劇番組である月光仮面と、全く関係はありません。
おじゃる丸の月光町にあるわけでもありません。福島県の郡山市にあるのです。
月光温泉
月光温泉と検索すると、「月光温泉クアハイム」と出てきますが、
今回立ち寄った『月光温泉 公衆浴場』の道路を挟んだ反対側にある、
いわゆる温泉ホテルとなっています。
月光温泉公衆浴場の公式ホームページが存在しないため(2019年12月現在)、他サイトやブログの情報を頼りに探しました。
月光温泉公衆浴場
・外観
運転しながらだと、横目に通り過ぎてしまう佇まいですが、昔ながらの味がある感じとも言えます。
・道路向かいのクアハウスと一緒に
ここを目的地に設定してくると、分かりやすいかもしれません。
詳細
料金:大人400円、小人200円(令和元年10月1日より値上げ)
営業時間:24時まで(何時からやっているのか未確認)
泉質:ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(旧泉質名:含食塩ー芒硝泉)
浴槽:男女別内風呂各1個
その他:加温・加水なしの、源泉かけ流し
入浴してみての感想
脱衣所は、ロッカーがあります。男性側は、外への扉が少し開いており(鎖で施錠されて直接の出入りはできません)、夜風が涼しく感じました。…というよりも、隙間から丸見えですね。笑。
そこは気にせず、中に入ると、シャワーとカラン付きの洗い場が5か所あり、石鹸のみ備え付けてあります。シャンプー類は持参してきている方がほとんどで、自分もお風呂セットを持参して臨みました。お湯と水を調整して使うタイプのもので、他の誰かが水を出したりお湯を止めたりすると、その都度湯加減が変わるのが、とても懐かしさを覚えました。
洗い場の他に、シャワーのみの場所があるので、自分はクールダウンするときにそこで冷水を浴びました。(写真で分かりますが、風が抜けず、室内がサウナ状態なので、浴槽に入ってなくても暑いです。)
浴槽は8人ほど入れそうな大きさで、ドバドバと源泉が出ており、とても贅沢だなと感じました。体感44℃くらいの湯加減。若干塩味のある、まろやかな湯ざわり。匂いは、硫黄とも違う、これが芒硝泉なのかなと言うクセのない匂い。色んな意味で熱いため、回転は早く感じました。
まとめ
気付けば、月明かりに照らされた月光温泉。
仕事帰りなどで立ち寄った老若男女を、分け隔てなく迎え入れ、1日の疲れだけでなく身も心も洗い流して、またスッキリとした明日という日を迎えられるようにしてくれる。月光仮面ではないけれど、自分の中の悪いものを出してくれるという意味では、温泉という名のヒーローだったりするのかもしれません。
どこの誰かは知らないけれど、このような、見た目ではなく、素朴で、ただ良いお湯があるだけ、そんな温泉がここにはあるよと教えてあげたくなるような、懐かしさを感じる公衆浴場でした。
福島県には、まだまだたくさん良い温泉があります。
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