徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

すれ違い~想いは同じなのに、起きる理不尽なこと~

ふづきです。



言葉で気持ちを伝えると、相手に想いが伝わる。

嬉しかったり悲しかったり、幸せになったり寂しくなったり。



お互いに相手のためを想う気持ち、ただそれだけを伝えたかっただけなのに、その言葉は相手にとっては鋭利な刃物のようなものだったりする。





ストレートに気持ちを伝えるのが怖くて、ずっとオブラートに包んで遠回しに伝えて来た。

長々と想いらしい想いを言葉にし、それらしい流れで、結論と理由の説明を添えて伝えた。

伝わったはず。伝わった気でいた。…でも、何も伝わってなかった。



何が言いたいのか、本当に伝えたいところはどこなのか、結局何の話なの?…と。



想いに費やした気持ちは、自己満に過ぎなかった。





嫁のさつきと出逢い、まるで空手の正拳突きのような、まっすぐの気持ちに、想いに、言葉に教えられた。

伝えたいものが伝わらなければ意味がないと。

善いか悪いかじゃなく、はっきり言わなきゃ、相手がわからなきゃ意味がないと。



“確かにその通りだ”





あれから十数年、いくらかストレートに気持ちを言えるようにはなってきたつもりだが、ストレートだからこそはっきりとわかる違いが、二人の邪魔をする。



そう、

“すれ違い”



お互いの想いが飛び交うなか、相手のためを想っているはずなのに、噛み合わない現象が生じる。



冷静に考えても、自分の主張に相手を傷つけるような言葉は見当たらない。むしろ、相手を想った言葉だとわかる。
それは自分だけではなく、相手も同様。

なのに、

“違う”

なぜ伝わらない?



「何でわからないの?」

「知らない」

「噛み合ってないから」



一気に不穏な空気が流れ始める。



大概、何事もない日常から、時にはお互いに嬉しい気持ちにあるときに、突如襲いかかる理不尽さ。



そんなときに限って、傍に、近くにいることができない状況だったりする。



どうにか噛み合うように、歯車を合わせようとすればするほど、酷くなる歪み。



「一緒にいられないから」

「勝手にすれば」



怒号が飛び交う最悪な結末に陥る。



なぜだろう、相手のことが嫌いで憎むなら、そんな状況になるのは理解できるが、お互いに相手を思ってのことから、そんな事態に発展するなんて、しかも、もがけばもがくほど絡まる糸のように。





“このままじゃいけない”



“だけど、どうすれば?”



自問自答するが、明確な答えは見つからず、相手にとったら鋭利な刃物のような言葉を、とにかく鞘に納め、まっすぐな想いをひたすらに伝える努力をする。





このようなことが、しばしば…、そこそこあったりする。

したくもない喧嘩や口論は、いつもすれ違いや噛み合わない話から起こる。



ホント、理不尽なことだと思う。



けれども、



理不尽なんかに、かき消されてはならない。

お互いの想いを、ずっと、ずっと、お互いに胸に抱いて、時にはしっかりと確かめ合うことの大切さを、絶対に忘れてはいけない。





ここに、ふづきとさつきがいる証があるのだから。





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