徒然たびたび夫婦旅

温泉、車中泊、プチ旅行…。夫婦ふたりで気ままにお出かけ日記♪

『さっぽろラーメン桑名』北海道産こだわり麺に絡みつく、濃厚醤油と熟成味噌は絶品!【札幌駅近 グルメ】

ふづきです。





「秋のような風が吹くようになってきたな」

そう感じていたら、ふらっと暑さが舞い戻ってきたり。かと思いきや朝晩の空気はすっかり湿度と温度を控えめで。夏の風物詩でもある台風を交えながらの季節の移り変わりは、いつも絶妙なタイミングでやってきます。

この季節は、サラッとした青空を見せる時もあれば、しとしとと長雨で湿らせる時もあり、日を跨ぐときや一日で目まぐるしく変わることも。そんなモノの例えとして「女心と秋の空」という言葉がありますが、元々は「男心と秋の空」だったようで。どちらも変わりやすい様を表す意味なのですが、明治時代あたりから女心に変わった?などと言う放送がされていたのを目の当たりにし、時代背景に左右されながら人も言葉も作られていくものなのかなと、ふと思いました。月日の流れによって変わっていくもの、頑固一徹にそのままを固持していくもの。どちらも大変なことで決して楽ではありませんが、「より良いものを」という信念は同じなのかなと。

清々しい空と、モヤっとさせるような泥雲の空を眺めながら、言葉の雨に浸る時間もそんなに悪くはない気がした一日でした。






はじめに



何気なくテレビを眺めていると、とあるラーメン屋の特集が組まれていました。祖母と孫娘が上京してラーメンに学業に奮闘している番組でしたが、たまたま前回のも観ていたこともあり、気付けば見入っていました。こういうお店は頑張ってほしいな…と、・・・ん・・・何か引っかかる。

さっぽろラーメン桑名…。何か聞いたことがあるような…。

あ…!



ふづき「この店って、あの時に寄った店と同じじゃない!?(驚)」

さつき「あ~、そうかもね。(平然と…)」



以前北海道へ旅したときに、
札幌でたまたま寄ったお店が『さっぽろラーメン桑名』だったのです。




北海道と言えば


北海道 札幌から知床へ向かう途中の麦畑 農薬散布中
何気ない一枚が絶景に…

広大な土地と、黄金色に輝く麦畑。
ただの風景が、自分の目には絶景にさえ見えたのは事実です。


北海道 札幌から知床へ向かう途中の麦畑にある麦稈ロール
名物!?麦稈ロール♪

牧草ロールと間違われがちですが、これは麦稈(ばっかん)ロールと呼ばれ、ウシの寝床に使われる言わば敷布団となります。実際に見ると、なぜか感動を覚えます!



自然豊かな土地で育まれた小麦。その小麦で作られた麺だったらさぞかし美味しいだろうな…とか、想像を膨らませます。

北海道と言えば、ジンギ…いや、ラーメンです!
サッポロビールに、さっぽろラーメン、最強の組み合わせです♪




さっぽろラーメン桑名


さっぽろラーメン桑名 時計台通本店 赤い暖簾に黒字で書かれている
さっぽろラーメン桑名 時計台通本店

訪問日  2020年7月下旬

名称   さっぽろラーメン桑名(時計台通本店)

所在地  北海道札幌市中央区北2条西2丁目不二家岡本ビル1F

TEL  011-271-2021

営業時間 11:00~23:00(月曜日のみ16:00まで)

定休日  年中無休(年末年始は要確認)

駐車場  なし

補足   スープがなくなり次第終了とのこと



公式サイトはこちら↓
さっぽろラーメン 桑名



※出典:Googleマップ



公式サイトでは白い暖簾でしたが、当時は情熱の赤!
以前立ち寄ったラーメン屋さんを探していたら、たまたま通りかかったお店。なぜここに決めたのか。お腹が空いていたからもありますが、美味しそうな雰囲気を感じたからです。佇まいから感じるものってありますよね?なぜだか、ふらっと立ち寄ってしまうような。そんな雰囲気に引き込まれました。




店内の様子


さっぽろラーメン桑名 店内の様子 カウンター席からの眺め
落ち着いた雰囲気の店内

当時は客席を減らしての対応のためか、奥のテーブル席は使われておらず、カウンター席のみ。カウンターだけでも十数人座れそうな、広々とした店内。客は自分たち二人と他一人のみ。温かみのある色合いで統一されていて、初めて来たにも拘らず何だか落ち着かせてくれる。とりあえずのビールが胃に染みた。

見渡すと、相田みつをのような書が飾られている。著者はわからないが、店主の趣味が垣間見れるようで面白さを感じた。




こだわり


さっぽろラーメン桑名のこだわり 麺、スープ、味噌、醤油、塩、とんこつ、それぞれにこだわりがあるよう
さっぽろラーメン桑名のこだわり

スープに合うように特別注文しているという西山製麺さんを調べてみると、やはり北海道産の小麦にこだわっているよう。あそこで見た黄金色の小麦が使われているかもしれないと想像すると、絶対旨いやつだと勝手にハードルを上げてしまう自分がいることに気付く。




メニュー


さっぽろラーメン桑名のメニュー 味噌、醤油、塩、とんこつに、ねぎとチャーシューのトッピングされたメニュー、他に餃子、ライス、ドリンクメニューなどもある
桑名さんちのメニュー

味噌だけ100円高いのは、看板メニューだからだろうか。熟成した力の入りようが値段にも表れている。北海道に来た際には味噌と決めていたが、前回寄った店の醤油が旨すぎたので正直迷うところ。



ふづき「どれにしようか?」

さつき「ん~、迷うね」

ふづき「じゃあ、俺は醤油で!」

さつき「私は味噌!両方食べられるね♪」




醤油と味噌


見た目、醤油っぽくない、濃厚な醤油ラーメン。メンマ、ねぎ、チャーシューも乗っている
濃厚!醤油ラーメン

そう、北海道の醤油ラーメンは熟成されたものが多く、定番の中華そばのような醤油ではなく、とんこつ醤油に近い。見た目濃厚でクドさを感じそうな先入観を抱くが、救って飲んでみると三ヵ月もの月日を寝かせた為か、しょっぱさの前にまろやかな旨味を感じる。後を引くような脂味が通り過ぎた最後に、醤油独特のサラッとした舌触りを残す。

はちぢれかと思いきや、中太のストレート。程良くスープを絡み取り、その麺自体にも適度に染み渡っていて、噛むごとに旨味が口の中に広がる。やっぱり、醤油もアリだなと、つくづく思う。


味噌ラーメン メンマ、ねぎ、チャーシューが乗っている。濃厚さが見て取れる
これぞ、味噌ラーメン!という風格
味噌ラーメン 麺を救っている様子 濃厚なスープが絡み、麺にも色からに染みわたっている様子が伝わってくる
味噌ラーメンは裏切らない

乗っている具材は、メンマねぎチャーシューと同じもの。チャーシューは固すぎず、柔らかすぎず。ラーメンという主役を支えているというか、目立ち過ぎないホントちょうど良い旨さ。こういう昔ながらのトッピングと見た目は結構タイプだ。

麺を持ち上げると、スープを絡めて来てくれているのが分かるほどの色加減。麺自体もコシがあり、尚且つそれだけでも噛むと甘みがあり美味。スープは豚骨ベースで旨味とコクを底上げしてくれている。されど、豚特有の臭みは全くなく、味噌の濃厚さを増して、独特のしょっぱさを上手く抑えてくれている。スープを一口、麺をその中にすすり入れる。おふくろの味というか、これだよ、これ。という味噌スープを無心で飲み干してしまいそうになる。



ふづき「店は違ったけど、ここで良かったね!」

さつき「お腹いっぱい。美味しかったね♪」



ごちそうさまでした!




まとめ



前回行ったお店を見つけていたら出逢っていなかったお店、『さっぽろラーメン桑名』。ここに足を運んだ理由は偶然かもしれませんが、今、こうやって思い出して書いているということは「ここに来て良かった」と思っている何よりもの証拠です。



ラーメンにはさほど詳しくはありませんが、札幌のラーメン屋さんは醤油と味噌が美味しいところが多い気がします。だからこそ、『さっぽろラーメン桑名』さんのように、こだわりを持って、他の醤油や味噌と似ているようで違う、それを上回るようなチャームポイントというか、純粋に「旨い!」と思わせてくれる、安心してまた来たいと思わせてくれるお店は魅力を感じます。



上京してこの味を伝えたいと奮闘している祖母と孫娘さんには、是非ともこの時期を乗り越えて、お店の名前が少しでも広まってくれたら嬉しいと思っています。旨いものは旨い!それが真実だと思います。



札幌駅から歩いて5分程度の距離にあり、公共機関を利用してのアクセスも良好です。時計台や夜景を満喫してからの〆の一杯にもピッタリかと思います。北海道に旅することがあったら、また行きたいお店のひとつです。





札幌の夜景スポットの参考にどうぞ♪
www.fuzuki-satuki.com




ふづき と さつき さっぽろテレビ塔を眺めながら
ふづき と さつき




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