ふづきです。
一般企業に勤めることを辞めてから、
自分と向き合うことが増えました。
いわゆる、悪魔と天使の自分がいて、
嫌なことから逃げ出して、一体何をしたいのか決まっているのか。
ただ、やりたくないからと甘えて辞めたんだろう。と、
自分を追い込みます。
一方、
今まで経験したことは無駄じゃない。
それを糧に、好きなことにいくらでも挑戦できるチャンスだ。と、
耳元で囁きます。
どちらを選ぶわけでもないけれど、
ずっとずっと、
天使や悪魔に振り回されていた自分がいたことは確かな事実。
自由な時間ができた分、
嫁のさつきに支えられ続けてきた自分。
事実と真正面から向き合う機会をもらえたのだから、
支えるとは何か、自分の在り方を、
時間一杯考えて、使って、
今と未来を繋げていく。
好きなこと。
嫁と、旅と、温泉と、目的もなく嫁を車に乗せて走るドライブ。
嫁のさつきは、嫌な顔せず、それに付き合ってくれる。
さつきも、旅と温泉は好きだ。
その途中で、ふらっと立ち寄る道の駅。
その日の朝、唐突に、
ふづき「散歩にでも行こうか?」
さつき「どこに行くの?」
ふづき「わからない。けど、その辺。」
さつき「いいよ!おやつ持っていこうか!」
散歩と言いつつ、車で行くと言い張る自分。
散歩じゃないの?と不思議に思いつつも便乗する嫁。
適当にスマホのマップを検索し、
近からず、遠からずの道の駅をピックアップ。
行ったことのないところしか行かないと決めている。
嫁の作った朝ご飯を自宅で一緒に食べて、
身軽な格好で車に乗り込む二人。
もちろん、おやつを持って。
車の中では、旅と言ったらこの曲だよね!と、
BGMは嫁のさつきが選曲する。
はじめよう やってみよう
誰でも最初は 初心者なんだから
やったことないことも やってみよう
・・・
明日より今日に はじめよう
知らなかった自分と 一緒に走ろう
思い立った日が 思いついた日が
そこが スタートだ
※WANIMA やってみよう より
www.youtube.com
※参照 YouTube 公式ウェブサイトはこちらから→https://wanima.net/
知らない道を走ると、知らない景色が流れる。
車線の多い道路や、カーブの多い峠道は苦手だけれど、
なぜか、初めて走る閑散とした道や、
昔懐かしい商店街で、おばあちゃんが店先で日向ぼっこしているような、
そんな特に見所もないような道が好きだ。
景色を眺めながら、嫁とくだらない会話で笑いながら、
あっという間に2時間弱の時間が過ぎて、道の駅へ到着。
車中泊するつもりはなく、
物産店を覗いたり、
缶コーヒーを買って木のベンチに腰掛けたり、
散策した後は、
キャンピング仕様のお手製ベッドで二人寝転び、
窓から見える青空を時々仰ぎながら、
会話したり、スマホを弄ったり、
お腹が空いたらおやつを食べたり、
トイレに行く時は、必ず付き添って行ったり。
青空が、茜色に染まり、気付けば星の輝きに変わるころ、
ふづき「そろそろ帰ろうか!」
さつき「そうだね、お腹空いたし帰ろう!」
と、
再び車を走らせる帰り道。
車内は、BGMではなく、
次の旅の話。
話題は尽きず、行ってみたいところばかり。
そんなこんなで、
ただいま、帰宅。
辞めたことで失ったものは大きいけれど、
時を有意義に、
大切な人と共感し、共有できる時間が増えたことは、
お金では決して買えないものだと気付く。
その上で、自分にできること。
主婦のように主夫をこなし、
居心地よく、しっかり安心して居られる居場所を作り、
少しでも生活のサポートと、経済面でも力になれるよう、
自分にできる仕事をし、
今や大黒柱となった嫁に支えられ、
倒れぬよう土台をしっかりと自分が支える。
「こうじゃなきゃいけないという理想を掲げる」のではなく、
「ありのままの自分たち二人で生きていくスタイル」を、
今は、とても生きやすいと感じ、
経済的には氷河期を迎えたけれども、
嫁も自分も、
今が一番いい。
そう感じている。
やったことないことも、やってみよう。
思い立った日が、思いついた日が、
そこが、スタートだ。
二人の新たなスタートを、
何でもない日常から。
何でもない贅沢を感じながら。
過去記事もどうぞ、ご覧になってください。
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